これが本当に最後のアウディ「TT」 伝統のクーペに限定車「ファイナルエディション」登場

初代登場からおよそ四半世紀。3世代にわたって進化したアウディのデザインアイコン「TT」がついに生産終了を迎えます。それを記念した限定モデルが登場しました。

「TTクーペ 45TFSIクワトロ」ベースの限定車

 アウディジャパンは2023年5月30日、アウディ「TT」の生産終了を記念した限定モデル「TTクーペ ファイナルエディション」を発表、発売しました。

 アウディTTは、アウディのデザインアイコンモデルとして初代が登場して以来、3世代にわたって進化を続けてきたモデルです。

 初代アウディTTは、1998年に誕生。コンセプトカーを忠実に再現した、円をモチーフに直線と組み合わせたシンプルかつ先進的なスタイリングは、当時の自動車デザインに大きな衝撃を与えました。

 それは世界的に有名なドイツの造形芸術学校、Bauhaus(バウハウス)のデザイン思想を彷彿とさせるものとして、今なお語り継がれています。それから約四半世紀、アウディTTシリーズは依然として強い個性を放ちながらも、いよいよその歴史に終止符を打ち、生産を終了します。

 今回のモデルのベースとなるのは「TTクーペ 45TFSI クワトロ」です。軽量・高剛性のアルミニウムとスチールの複合構造ASF(アウディスペースフレーム)のボディに、245馬力・370Nmを発揮する2リッターターボエンジンを搭載。7速Sトロニック(7速DCT)とクワトロ(4WD)システムを組み合わせています。

 さらに。走行状況に応じて減衰力を制御するオプションのアウディマグネティックライドを搭載することにより、あらゆる路面状況でダイナミックで快適な走りを楽しめます。
 
 エクステリアはブラックで統一。SラインパッケージやブラックAudi rings &ブラックハイグロススタイリングパッケージ、RSデザインのリアスポイラーなどにより、スポーティな印象を高めています。

 インテリアはビビッドなアクセントカラーを施しています。RSデザインパッケージにより、アルカンターラとレザーを組み合わせたSスポーツシートにレッドまたはブルーのカラーステッチとシートサイドパネルを設定。

 シートベルトエッジ、エアコンのインナーリングとセンターコンソールパネルも同様にカラーリングをおこなうことでインテリア全体をコーディネートしています。

 加えてコンフォートパッケージ(フロントシートヒーター、センターアームレスト、アウディサイドアシスト、アウディパーキングシステム(フロント/リア)、リアビューカメラ、アウディホールドアシスト、エクステンデッドアルミニウムルックインテリア)やマトリクスLEDヘッドライト、クルーズコントロール、プライバシーガラスなど、人気オプションアイテム、パッケージを標準装備としています。

 ボディカラーは、グレイシアホワイトメタリック、クロノスグレーメタリック、タンゴレッドメタリック、ターボブルーの4色を設定。限定台数合計200台となります。

 このうちタンゴレッド25代とターボブルー25台はオンラインで予約販売をおこないます。オンラインでの成約記念特典として限定50足の「Audi × Onitsuka Tiger コラボレーションスニーカー」をプレゼント。シューズのサイドにはTTのロゴをメタルパーツで表現し、かかと部のクロスパーツには、オンライン限定カラーのタンゴレッドとターボブルーをイメージしたカラーを採用しています。

 消費税込みの車両価格は793万円です。

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