【MLB】ドジャース5−4ジャイアンツ(4月3日・日本時間4日/ロサンゼルス)

 自己ワーストの開幕8試合ノーアーチだったドジャースの大谷翔平投手が待望の今季1号を放ったこの日。同じく前日までホームラン0だったヤンキースの主砲アーロン・ジャッジにも1号が飛び出した。ホームラン王経験者で比べられることも多い2人が、奇しくも同じタイミングでトンネルを抜ける1発を放ち話題となっている。

【映像】大谷、衝撃の今季1号“特大”弾

 昨季打者として135試合に出場し、打率.304、44本塁打で日本人初となるア・リーグ本塁打王に輝いた大谷翔平。投手として10勝を挙げながらホームランキングを独走し、MLB史上初となる2度目の満票でのア・リーグMVPを獲得すると、オフにはプロスポーツ史上最高額となる10年7億ドル(約1015億円)の超大型契約でドジャースに移籍した。しかし今季は右肘手術明けの影響もあるのか思うように調子が上がらず、ここまで0本塁打。好調なチームの中にあって一人乗りきれない状態が続いていた。

 一方、2022年にア・リーグ記録の62本塁打でキングに輝いたのがヤンキースのジャッジだ。大谷が9勝&46本塁打でMVPを獲得した2021年は39本塁打だったが、この年は序盤からホームランを量産すると、マリスの記録を61年ぶりに更新するシーズン62本塁打を放ちMVPも獲得。「15勝&34本塁打」で史上初の投打ダブルでの規定到達を達成した大谷とのMVP争いも話題になった。しかしジャッジも今季絶不調。初めてオープン戦をホームランなしで終えると、開幕から24打数3安打の打率.125、0本塁打と苦しんでいた。

 そんな2人がこの日、揃って1号アーチを放ったことで、SNS上は盛り上がりを見せる。ジャッジがダイヤモンドバックス戦の4回に右中間スタンドに120メートル弾を突き刺せば、大谷もジャイアンツ戦の7回に右中間スタンドへ131メートル弾。

 これには「大谷くんとジャッジ共に苦しんでたけど同じ日にシーズン1号出たの何かいいね!」「ジャッジさんが今シーズン初ホームラン打ったら、大谷さんも打った。仲良し。」「ジャッジが打ったら大谷も打つっ! いいライバルですねー」と“ライバル”の競演を喜ぶ声が見られたほか、「大谷もジャッジも今日1本出たしこれから打ち始めそう」「このあと固め打ちしそう」と今後の爆発を期待する声も多かった。

 また、同じく苦しんでいたアストロズの主砲アルバレスにも1号が出たことにも触れ「こんな偶然ってあるんですね〜」「MLBファンにとって良い1日となりました」とする声も。まだまだシーズンは始まったばかり。実力のある彼らであれば、これまでの不振などすぐに取りしてくれるはずだ。 

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)