【AFC U-23アジアカップ】U-23日本代表 1−0 U-23中国代表(日本時間4月16日/ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム)

 日本の守護神がチームの窮地を救った。U-23日本代表がカウンターからU-23中国代表に裏を取られた場面で、GKの小久保玲央ブライアンがビッグセーブを披露。相手FWとの1対1からのシュートを左足1本で防ぎ、リードを守ることに成功した。

【映像】小久保玲央ブライアン、左足1本のミラクルセーブ

 アジア制覇とパリ・オリンピック出場を目指すU-23日本代表は、U-23中国代表相手に8分にMF松木玖生のシュートで先制点を奪うことに成功。しかし、17分にDF西尾隆矢が報復エルボーの愚行を犯して一発退場となったことで、以降は劣勢に立たされる展開が多くなった。

 この緊急事態で奮起したのがGKの小久保だ。マンチェスター・シティのエデルソンやアトレティコ・マドリードのヤン・オブラクらワールドクラスのGKを輩出した実績を持つベンフィカに所属する23歳の守護神が、幾度もなくU-23日本代表の窮地を救ってみせた。

 中でも後半開始直後の47分のセーブシーンは見事だった。カウンターで左サイドを切り裂かれ、MFシエ・ウェンノンとボックス内で1対1の状況に。この絶体絶命のピンチで小久保は冷静に相手Fの距離を詰めて、左足1本でシュートをストップ。こぼれ球もすぐさま両手で掴んでみせたのだ。

 これにはファンも「小久保・ザ・セイバー」「小久保素晴らしすぎる!!」「やばすぎる!!!!」「神セーブして平然としてる」「大ピンチを救うナイスセーブ」「なんなのこの頼もしさは!」「小久保玲央ブライアンえぐすぎ!」と、大岩ジャパンの守護神に絶賛の声が寄せられている。同じくSNSには、「小久保くんA代表に呼ぼう」「彩艶とA代表でも競わせて欲しい」「A代表でどんどん使って欲しい」など日本代表待望論も巻き起こった。

 なお、この試合で小久保は相手の6つの枠内シュート全てをセーブ。データ会社『Opta』によると、2020年大会以降のU-23アジアカップで無失点に抑えたGKとしては、1試合最多セーブとなったそうだ。守護神の大活躍もあり、U-23日本代表は今大会の開幕戦を勝利で飾ることに成功している。

(ABEMA de DAZN/AFC U-23アジアカップ)

【映像】小久保玲央ブライアン、左足1本のミラクルセーブ