昨季はキャリアハイとなる41アーチを放ち、今季も4番として優勝の鍵を握る読売ジャイアンツの若きスラッガー・岡本和真。

【映像】松井秀喜、岡本和真へのヤバすぎる指導法

そんな岡本の“打撃開眼”について、“ゴジラ”の愛称でも親しまれ、MLBでも活躍した松井秀喜氏が昨年語っていた話が、このところにわかに野球ファンの間で注目を集めている。

ABEMAで昨年放送された『石橋貴明お礼参りTHEWORLD 4週ぶち抜きSP』では、石橋貴明が渡米し、ニューヨークへ。その際に石橋は、以前、松井氏から打撃指導を受けたという岡本から託されたというビデオメッセージを、松井氏に披露することに。松井氏のことを「僕にとってはジャイアンツの松井さんというより、ヤンキースの松井さん」と語る岡本によると、松井氏は2018年に岡本に打撃を指導。
その際で得たものについて、「本当に大きかったです。自分の中で。そこまで色々と言われたわけではなく、ワンポイントというか。わかりやすくシンプルに指導して頂いて。やっぱり軸足の重要性や、下半身の重要性、自分が軸足を乗せているつもりでも、傍から見たら乗ってないですし。もう本当に極端に意識しないと、乗ってないんだよということも、言って頂いて。本当にそれだけのことなんですけど、それがすごく自分の中で活きています、かなり」と、先輩スラッガーであるからこその金言を得ることができたのだという。

また、その際、スイングルームでは松井氏が一緒にバットを振りながら、マンツーマンでスイングの指導をしたりと、時間をかけてみっちりと指導したことが、自分自身にとっては“宝物”であると、当時を振り返りつつ岡本は語ることとなった。

こうした岡本の言葉を受ける形で、石橋は松井氏に「僕のイメージだと、(岡本は)松井さんがあのキャンプで教えたあの年から開花した、みたいなイメージがあるんですけど」と、松井氏の指導が岡本の“ブレイク”のキッカケとなったのではないか?と、改めて水を向けると、松井氏は「偶然でしょうけどね」としつつ、「ただ、高橋由伸が監督やってて、我慢強くずっと使ってたと思うんです、岡本君をね。それが一番だと思います。ですから、彼の中で結果にそんなに左右されずにね、そういうことに気を、あんまり惑わされずに打席に立ててたというのが大きいと思います。それが一番だと思いますけど、たまたま私が行った年でね、成績が、ガンと良くなったので、そういう意味では、私個人も嬉しいですよね。私個人もありがとうごございます、と。なんかそういうふうに言ってもらえて、またそういうふうに思ってくださるなんて嬉しいなと思いますけどね」と、あくまで謙虚な人柄で知られる、松井氏らしい表現でコメントした。

なお、そんな松井氏は、石橋に「初めて見たとき、“あ、素材としてはいいな”みたいな感じが?」と、最初に岡本から感じた印象について訊ねられると、「それは思いました。その2年前かな。2年前にも、臨時コーチに行ったんですよ。そのときからいいものはあるなとは思いましたね。あのサイズでサードも守備も上手いでしょ。器用な部分もありますしね。本当に素晴らしい選手になったと思いますね。」と、岡本が語った2018年の指導時よりも前の2016年頃に、既に岡本のポテンシャルを感じていたことを、対談の中で明かしつつ、「これからもチームを救う一振り、期待しております。いつも応援しておりますので、頑張ってください」と巨人の後輩であり、“愛弟子”でも岡本にエールを贈ることに。

そんな松井氏の話に、ネット上の野球ファンからは「相変わらず松井さんは人格者やわw」「マジでどんな指導なのか見てみたいわ」「松井さんが指導しようと思った時点で岡本も才能あるんよな」「ゴジラのすごいところは自分はビシバシしごかれてただろうにそれを後輩にやらんことよな」「ゴジラ監督待望論待ったなし」「ゴジラも岡本も元は阪神ファンなのに巨人の4番になったという意外な接点w」「ホント、巨人の監督やって欲しいわ」といった様々な反響が巻き起こっている。