物価や光熱費の高騰、それでも賃金は上がらない現状などによって、以前より生活が苦しく感じる人も多いのではないでしょうか。

All About ニュース編集部が2月28日〜3月7日に行った「毎月の支出額・内訳」に関するアンケートから、リアルな生活収支の実態を紹介します。自分の収支状況・内訳と照らし合わせるなど、生活の参考にしてみてください。

■32歳・世帯年収1900万円「同じ生活なのに支出が1.5倍以上に」
今回は、東京都港区に住む、32歳女性の世帯の生活実態です。

子どもが2人の4人家族で、夫の年収1000万円と自身の年収900万円で家計をやりくりしているとのこと。生活について、「なんでも価格が高騰していますが、特に食品の値段とホテルや航空券の価格が上がりすぎていると思います。以前と同じような生活をしているのに、支出が1.5倍以上増えました」と話します。

■家賃や食費、光熱費など、リアルな収支状況とやりくりのポイントは?
家賃や食費、光熱費など、主な1カ月の出費内訳は以下です。

■東京都港区、32歳女性世帯の場合
年収:夫1000万円、妻900万円
住宅ローン:なし
間取り:4LDK
食費:8万円
交際費:10万円
電気代:1万2000円
ガス代:オール電化のためなし
水道代(2カ月での請求額):8000円
通信費:1万5000円
車:10万円(駐車場代7万円、その他はガソリン・保険・メンテナンス費)
その他:旅行(国内なら10〜20万円、海外なら30〜100万円)
貯蓄に回す金額:70万円

今後については、「子供が独立したら、なんでも高い東京都心ではなく、(日本に住むなら)地方都市に引っ越す予定です。海外に完全移住するかもしれません」とコメント。

生活のやりくりのポイントや節約術を聞くと、「私の給料ははじめから無いと考えて、できるだけ多く貯金しています。以前は外食が多く、デパ地下の惣菜やスイーツなどを頻繁に購入していました。今は、ほぼ全ての食事やデザートを自分で手作りしています。圧力鍋やスロークッカーを使い、電気代も前より低くなりました」と教えてくれました。

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