アニメ化が発表されていた累計部数300万部超の“泣ける”家族再生マンガ『妻、小学生になる。』が、TVアニメとして2024年に放送決定。あわせて、ティザービジュアル、スタッフ情報、原作者および監督からのコメントが到着した。

『妻、小学生になる。』の原作は、村田椰融が2018年〜2022年に「週刊漫画TIMES」にて連載し、累計部数300万部を突破、2022年にはTVドラマ化もされた“泣ける”感動ファンタジーマンガ。
愛する妻・貴恵を10年前に亡くした夫の前に、生まれ変わって10歳の小学生の姿になった妻が現れ、廃人のような生活を送っていた夫と娘が生きる喜びを取り戻していく“家族再生”の物語だ。

2023年にアニメ化が発表されていた本作だが、今回新たに放送時期やスタッフ情報などが明らかに。
監督は阿部記之、シリーズ構成・脚本は平林佐和子、キャラクターデザインは関川成人、そして制作はスタジオサインポストが担当する。

また、あわせて公開されたティザービジュアルには、距離をあけてベンチに座る小学生になった妻とその夫、そしてその後ろに、2人を見守るかのように死んだ妻が佇む様子が描かれた。

TVアニメ『妻、小学生になる。』は、2024年放送。

<以下、コメント全文掲載>
村田椰融
Q1、アニメ化を聞いた時のお気持ち

ドラマ化に加え、アニメ化もされると聞いて驚きました。とても嬉しかったです。夢のひとつでもあったので、夢を叶えられたと思いました。作品を選んでくれたプロデューサーさん、担当さん、読者さんに強く感謝しました。

Q2、アニメに期待している事

マンガの絵が動くことが単純に嬉しいです。声優さんがどんなふうにキャラクターを演じるか、またOPやED、劇中のBGMなど、音楽と合わさった世界観もどうなるか気になります。
アニメならではの演出、補填されたシーンなども、いち視聴者として楽しみたいです。

Q3、ファンに向けて一言

一度アフレコの現場を見学させていただきましたが、この作品の制作に関わるすべてのスタッフさんが、このアニメをいいものに仕上げたいという熱意を持って向き合っているよう感じられました。マンガやドラマのファンの人にも満足していただけるような出来になっていると思います!

阿部記之監督
Q1、原作を読んでの感想

話の導入こそ、コメディ風の転生ものですが、愛する人との永遠の別れと、残された者の生きざまを真正面から描いた作品。
私ははじめ、フィクションにありがちな “特別な魔法の力”によって、幸せを手にできるエンディングを想像していたので、打ちのめされました。

Q2、アニメ化に際して特に注力している事

原作が時間をかけて丁寧に表現しているたくさんの感情を 残念ながら全部を描くことはできなかったので、これをどうまとめていくか?
原作の先生からも意見を伺いつつ、より一層家族中心に描いております。

Q3、ファンに向けて一言

特別な魔法の力がなくても愛する者のために、主人公が最後はポジティブに力強く行動します。アニメ的な都合のいいエンディングではないですが、圭介と貴恵は、リアルなヒーローとヒロインに見えてきます。ご期待ください。





【スタッフ】
原作:村田椰融(芳文社刊)
監督:阿部記之
シリーズ構成・脚本:平林佐和子
キャラクターデザイン:関川成人
アニメーション制作:スタジオ サインポスト
(C)村田 椰融/芳文社・妻小プロジェクト