『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』が現在上映中だ。このたび、本作をさらに楽しめる4日連続の振り返り企画の2日目として、宿敵・青葉城西高校との対決、東京夏合宿などで物語が大きく動き出すアニメシリーズ第2期の振り返りと、『ゴミ捨て場の決戦』の場面写真が届いた。

■それぞれの物語が動き出す――! アニメ『ハイキュー!!』2期
インターハイ予選において、烏野高校は“大王様”こと及川率いる青葉城西高校に敗れた。春高でのリベンジを誓った烏野高校バレー部は、日々の練習に今まで以上に精を出していく。そんな中、顧問の武田先生の尽力により、音駒高校を含む梟谷グループとの東京合宿が実現する。音駒との再戦に胸を膨らませる日向たちだったが、夏合宿に参加するためには、来る期末テストで赤点を回避しなければならない。

そしてマネージャーの清水と日向の勧誘により、谷地仁花が新しく烏野のマネージャーになった。彼女の協力もあり赤点回避に向け勉強会を開くも、努力空しく日向と影山の2人は期末テストで赤点を取ってしまい、休日の補習が確定する。やがて迎えた東京合宿の当日。田中の姉・冴子の協力もあり、2人は補習を終えてから無事、東京合宿へと合流することができた。

待ちに待った東京合宿では強豪の面々を前に、チーム烏野は今まで通りの戦い方では全国を相手に勝ち進むことはできないと悟る。そしてメンバーそれぞれがレベルアップのため、個別で練習をすることになった。烏野の最大の武器である“変人速攻”も、このままでは全国で通用しないと日向は焦りを見せ、従来の速攻で充分だと訴える影山と衝突する。合宿が終わり仙台へ帰ってきてから、日向は烏養元監督の下で指導を受ける。並行して、影山は助言をもらうために及川の元を訪ねるのだった。

やがて東京での合宿から2週間が経ち、ついに一週間の東京夏合宿が始まる。それぞれが磨いてきた武器で戦いに臨む中、月島はただひとり現状維持を続けるが、音駒の黒尾と梟谷の木兎に誘われ、嫌々ブロックの自主練習に参加する。部活としてバレーを一生懸命やることに意義を見出せずにいた月島だったが、山口の「プライド以外に何がいるんだ!」という台詞や、木兎の「バレーにハマる瞬間」の話を聞いたことで、ついに一歩前へと踏み出した。

迎えた東京合宿の最終日、最終戦の相手は木兎率いる梟谷学園だ。そして日向と影山による新しい速攻をはじめとした、烏野メンバーがこの合宿で作り上げてきた歯車たちが、ついに嚙み合い始める。選手たちにとって実りあるものとなった夏合宿を経て、日向たちは春高バレー宮城県予選へと突き進む。




■春高バレーがいよいよ始まる! 順調に勝ち進でいたことろ…
春の高校バレー宮城県大会代表決定戦、その第一試合は強面な選手が多い扇南高校だ。第二試合は2メートルの一年生、百沢擁する角川学園。シンプルで純粋な力が重要視される高校バレーにおいて、高さのある百沢の存在は脅威だったが、それぞれが合宿での成果を発揮し、烏野は順調に勝ち進んでいく。ベスト16に残った烏野は、 “アソビ”をモットーに自由なプレースタイルで烏野を翻弄する条禅寺高校と対戦。勝負を本気で楽しむ条善寺高校に感化された烏野は、無事ベスト4へ進出した。

宮城県予選の二日目は、音駒のような守備力と粘り強さが売りの和久谷南高校と対戦する。かつての“小さな巨人”に最も近いとされるプレースタイルのキャプテンの中島に、日向も刺激を受ける。チームの大黒柱である主将対決になると予想された和久南戦だったが、烏野キャプテンの澤村が田中と衝突し負傷してしまう。

実力、精神面とともにチームの土台とされる澤村の途中退場に戸惑いを隠せない烏野メンバーであったが、次期主将の縁下が代わりに出場する。しかし逆境を乗り越えた日向は、持ち前の機動力を発揮しスーパープレーを続出。見事烏野は準決勝に進出したのであった。

そして、ついに迎える宮城県予選準決勝は、“宿敵”青葉城西高校との試合となった。インターハイ予選の苦い経験を超え、日向と影山の“変人速攻”は反撃の狼煙となる。シーソーゲームが続く1セット目の終盤、青葉城西に投入された“狂犬”こと京谷の無茶なスパイクで第一セットは烏野が先取する。

しかしその後、及川主導で既に完成していた青城の攻撃が、京谷の投入により今までとは違う姿を見せ、烏野は対策を余儀なくされる。和久南戦の土壇場では守りに入ってしまった山口だったが、ピンチサーバーとしての役割を全うし、見事青城からサービスエースを勝ち取る。試合はファイナルセットまでもつれ込み、両チームの全てをかけての総力戦となる。

迎えたファイナルセット。試合はデュースに持ち込むも、両者予断を許さない状況が続く。たとえチームに天才がひとりいたとしても、「6人で強いほうが強い」――。ひとりではなくなった“天才”影山のトスワークにより、極限まで研ぎ澄まされた日向の集中力で速攻が決まる。烏野は見事インターハイ予選での雪辱を果たし、宮城県予選決勝へ進出するのであった。決勝の相手は牛若率いる白鳥沢高校。全国行きへの切符をかけた戦いが始まる。



さらに、2点の場面写真も公開された。1枚目は全員が日向化してしまった烏野チームをとらえたもの。ついに迎える“因縁の戦い”に、いつも以上の気合が入っている烏野バレー部は、日向に影響され全員が日向に(!?)なってしまっている。2枚目は、キラキラ輝く日向の表情が印象的な1枚だ。はたして、日向に最高のトスはあがるのか。激戦が予想される“ゴミ捨て場の決戦”の勝敗やいかに。

『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』は、現在上映中。





『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』
◆原作:「ハイキュー!!」古舘春一(集英社 ジャンプ コミックス刊)
◆監督・脚本:満仲勧
◆キャスト:
村瀬 歩 石川界人 日野 聡 入野自由 林 勇
細谷佳正 岡本信彦 内山昂輝 斉藤壮馬 増田俊樹
名塚佳織 諸星すみれ 神谷浩史 江川央生
梶 裕貴 中村悠一 立花慎之介 石井マーク ほか
◆公開:大ヒット公開中!
◆主題歌:SPYAIR「オレンジ」
◆アニメーション制作:Production I.G
◆配給:東宝
(C)2024「ハイキュー!!」製作委員会(C)古舘春一/集英社