違法賭博に関与した水原一平容疑者が消えて何が起きたか

 米大リーグのドジャースは、17日(日本時間18日)のナショナルズ戦を終え12勝9敗で、ナ・リーグ西地区の首位を走る。開幕直後に、大谷翔平投手の通訳を長年務めた水原一平容疑者が巨額の不正賭博に関与したとして解雇されるという事件があったが、チームの雰囲気は変わらない。その中で、大谷を取り巻く空気に少し、変化があったようだ。ドジャースの地元ラジオ局が伝えている。

 米カリフォルニア州の地元ラジオ局「AM 570 LAスポーツ」の専門番組「ドジャートーク」が報じたもの。ホストを務めるデビッド・ヴァセイ氏は「彼らはただ野球をしているんだ。この安定した感じがここ3、4年のレギュラーシーズンで100勝以上挙げるのを後押ししている。クラブハウスでは問題はない」と今季のクラブハウスの様子を紹介した。

 さらに「彼らはお互いのことが好きで、イッペイ・ミズハラという人間の盾がいなくなって、ショウヘイ・オオタニはより親しみやすくなった。オオタニは裏側では非常に素晴らしいチームメートで、ユーモアのあるチームメートである」と“水原事件”の後は大谷とチームメートの距離が一歩近づいたとしている。

 加えて「ドジャースは安定した落ち着いたチームだ。テオスカー・ヘルナンデスが、誰かがホームランを打った時にひまわりの種を投げること以外では、ダグアウトで彼らはあまり感情を見せない。それがここ7〜10年ぐらいの間、レギュラーシーズンで成功している理由の1つなのかもしれない。彼らは上がりすぎず、下がりすぎもしない」として、2013年以降昨季までの11シーズンで、実に10回の地区優勝を誇るチームの強さを分析している。

(THE ANSWER編集部)