絶好のチャンスを棒に振ったエンゼルスは5連敗

 米大リーグ・エンゼルスは22日(日本時間23日)、本拠地で行われたオリオールズ戦に2-4で敗れ、5連敗となった。その中で反撃ムードに水を差した主砲マイク・トラウト外野手の行動に、ロン・ワシントン監督が苦言を呈している。

 エンゼルスは0-4と先行されたものの、7回になってジョー・アデル外野手の2号ソロと、ノーラン・シャヌエル内野手の右前適時打で2点を返した。さらに9回、先頭のアデルが死球で出塁。ローガン・オホッピー捕手が右前打で続き、一、二塁のチャンス。アデルが盗塁を成功させ三塁まで進み、四球もあって2死満塁まで攻め立てた。

 ここで打席は主砲のトラウト。絶好機だったがカウント1-2から高め94.5マイル(約152キロ)の直球を見逃し三振。一度もバットを振らずに試合終了となった。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」でエンゼルス番を務めるサム・ブラム記者は、自身のX(旧ツイッター)で試合後のロン・ワシントン監督の「満塁だった。そして少なくとも同点にできるチャンスはあった。バットを振らないと」という苦言を伝えた。

 さらにトラウトの言葉も紹介されている。「明らかにインプレーにしたい場面だった。ここ1、2週間、打席では調子がいい時と悪い時があった。言い訳はしない。切り抜けないといけない」と、責任を正面から受け止めている。

 今季のトラウトは、ここまでリーグ2位の8本塁打を記録しているものの打点が11しかない。勝率5割からの5連敗でチームは借金5。主将の奮起がみられるだろうか。

(THE ANSWER編集部)