埼玉県三芳町で24日、例年よりひと足早く「クールビズ」が始まった。これまでは5月1日にスタートしていたが、環境省が24日から災害級の熱波に備える「熱中症特別警戒アラート」の運用を全国で開始したのに合わせた。

 クールビズ初日は肌寒い一日となったが、中国系マレーシア人で観光産業課の鄧文施さんはさっそく、町が製作したターコイズブルーのポロシャツ姿で出勤した。

 町は2021年の東京五輪・パラリンピックでマレーシアとオランダのホストタウンになったことをきっかけに、日本と両国の国旗をデザインしたポロシャツなどを製作した。色やデザインが異なる5着を持っているという鄧さんは「これから『週5』で着続けます。きょうは外は肌寒いけれど、庁舎内は半袖が気持ちいいです」と話していた。(抜井規泰)