米ニューヨークの裁判所前の公園で19日午後1時30分(日本時間20日午前2時30分)ごろ、男性が液体を自分の体にかけたうえで、火をつける騒ぎがあった。男性は病院に運ばれ、重体という。裁判所では、トランプ前大統領の刑事裁判が開かれており、周辺は厳重な警備が続いている。

 ニューヨーク市警などによると、現段階で男性に政治的な目的や、特定のグループに危害を加えようとした動機は確認できていないという。

 警察によると、男性は1987年生まれで、フロリダ州に住んでいる。公園に歩いて入り、陰謀論のようなビラを周囲に投げてから、自らに火をつけたという。周囲にいた警察官らが消火にあたり、4人が軽傷を負った。