【2024年4月2日 アストロアーツ】
(「スマホで楽しむ星空入門」より抜粋)
見どころ
〈おおぐま座〉のシッポの「北斗七星」は北極星のそばにあるので、本州付近では秋の宵をのぞけば地平線に沈むことがなく、ほぼ一年中夜空に見つけることができます。
北斗七星のヒシャクの、先頭2つの星並びを伸ばしていくと、北極星が見つかります。また、ヒシャクの柄(取っ手)を伸ばしていくと、〈うしかい座〉のアルクトゥールス、〈おとめ座〉のスピカを通り、〈からす座〉へと続く「春の大曲線」ができ上がります。
北斗七星のヒシャクの四角いマスを拡大すると、熊の胴体ができ、そこから頭や前後の足が伸びています。
〈おおぐま座〉(下)と〈こぐま座〉
星座の起源
古代ギリシアのころまでに、「熊」の姿に見られるようになったようです。アラビアでは、ミザールのすぐとなりのアルコルが、視力の検査に用いられたといわれています。
日本では、「北斗七星」をはじめ、「七つ星」「ひしゃく星」「大びしゃく」「四三の星」「舵星」「船星」「七曜の星」など、様々な見方をされていました。
88星座の見所を紹介!「スマホで楽しむ星座入門」
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「スマホで楽しむ星空入門」では、星図アプリ「星空ナビ」とも連動。二次元コードをスマートフォンで読みとると、夜空の中で星座が見える方向を教えてくれる「ガイド機能」が使えます。見つけにくい星座も「星空ナビ」を使って、実際の夜空で探してみましょう!