2023年F1マイアミGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは9番手という結果だった。

 Q1、Q2と順調にトップタイムで通過していったフェルスタッペンは、Q3最初のアタックラップで、ターン5で体勢を崩し、その次のコーナーで修正しようとして再度ワイドになったため、そのラップを断念。終盤のチャンスに賭けることになったが、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がクラッシュしたことで、セッションが約1分半を残して終了となり、フェルスタッペンはQ3ノータイムのまま予選9番手に沈んだ。

 ポールポジションはセルジオ・ペレス(レッドブル)が獲得することになったが、予選全体での最速ラップは、ポールポジションタイム(1分26秒841)ではなく、フェルスタッペンがQ2で刻んだ1分26秒814だった。

 なお、FP3スタート時、レッドブルがフェルスタッペン車のギヤボックス(ギヤボックスケースおよびカセット[GBX C & C]、ギヤボックスドライブライン、ギヤチェンジコンポーネントおよび補助コンポーネント[GBX DL])のシーズン3基目を入れたことが発表された。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 1番手(1分27秒535:ソフトタイヤ/18周)
予選 9番手(Q1=1番手1分27秒363:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分26秒814:ソフトタイヤ/Q3=9番手ノータイム)

 最初の問題は僕から始まった。マシンを限界ぎりぎりまで持っていき、ミスをした。そのラップを断念しなければならず、そうなると、赤旗が出ないよう、幸運を祈るしかなくなる。

 辛いし腹立たしい。週末を通して僕たちは速さを発揮してきた。Q2での自己ベストタイムはポールを獲ることが可能なタイムだった。つまり僕たちのマシンには十分な速さがあったんだ。

 当然のことながら、毎週末、僕は勝つことを目指している。でも9番グリッドというのは理想的なポジションではない。明日は最低でも2位を目指したい。間違いなく、厳しいレースになるだろうが、自分自身が作り出したことだ。

(自身の公式サイトで語り)最初にミスを犯したのは自分自身だ。赤旗が出たのはとても残念なことだけど、ストリートサーキットでは起こり得ることだ。週末を通してとても好調だったのに、9番手だ。望んでいた位置ではないし、僕たちがいるべき位置でもない。今は少し自分自身に対して怒っている。

 困難な事態を自分自身で作り出した。ここから勝つために必死に努力するよ。