5月13日、2023年MotoGP第5戦フランスGP MotoGPクラス2日目に予選がフランスのル・マン-ブガッティ・サーキットで行われ、レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスは2番手、ジョアン・ミルは17番手となった。スプリントレースではマルケスが5位、ミルが14位で終えている。

 復帰戦となったマルケスは、ダイレクトで進出した予選Q2の終盤に1分30秒763をマークして首位に浮上した。ポールポジション獲得かと思われたが、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)がラストアタックで0.058秒上回り、マルケスはフロントロウに並んだ。

 スプリントレースでは、オープニングラップからトップグループに加わり、バトルを繰り広げていく。トップ3争いに加わっていたが、5周目にブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)、そして終盤に後続のライダーふたりに交わされて5位でチェッカーを受けた。

 ミルは予選Q1で、1分31秒810をマークし16番グリッドを獲得した。スプリントレースでは、スタートでポジションを下げるも2周目に14番手に浮上。その後も一時、後退してしまう場面もあったが、最後は14位でチェッカーを受けた。

■マルク・マルケス(予選:2番手、スプリント:5位)
「レースに復帰するだけではなく、いいレースができて、とてもよかったよ。今日はトップ5に入ることが最大の目標だったから、それを達成することができた。チームも僕も長い間、こうした結果から遠ざかっていたから満足しているよ」

「もし、すべての面で完璧なレースができていたら、表彰台争いができたのかもしれないけれど、今日はマルティンとビンダーが本当に速いレースをしていた。今日の最大の驚きは、レース終盤の自分のペースだった。周回を重ねるごとにマシンのフィーリングがよくなっていったんだ。明日の決勝レースは、さらにマシンの改善を続けるいいチャンスになるね」

■ジョアン・ミル(予選:16番手、スプリント:14番手)
「正直、今日は難しいレースだった。そして、ホンダRC213Vのパフォーマンスを引き出すことができなかった。最大限の力を引き出すためにも、さらに努力を続けなければならないね」

「チームも僕も、少しずつスタイルを変えながら、パフォーマンスを引き出すためには何がより効果的なのかを考えているけど、現状では、僕たちが望む状況ではない。明日はまた別のレースがあるので、現状を理解し、一歩前進しなければならないね」