5月21日、ドゥカティ・コルセはロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が右足首に骨折を負っていたことを発表した。

 バニャイアは、5月14日にル・マン-ブガッティ・サーキットで行われた第5戦フランスGPの決勝中に3番手争いを繰り広げていた最中に、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)と接触してクラッシュ。直後の映像ではお互い口論をするような場面も写し出され、その後ふたりはスクーターでピットに戻ってリタイアとなった。

 レースを終えて1週間が経過したが、バニャイアは右足首に痛みを感じていたという。そして、イタリア・ミサノの病院で精密検査を受けたところ距骨に小さな骨折が見つかった。なお、6月9〜11日にムジェロ・サーキットで開催される第6戦イタリアGPへの出場に影響ないと明かした。

 前年度の王者であるバニャイアは、5戦終了時点でランキングトップに立っている。しかし、フランスGPで勝利を飾ったマルコ・ベゼッチ(ムーニーVR46レーシング・チーム)とは1ポイント差となっており、リードを広げるため、母国GPとなるイタリアGPでは勝利を狙いにいくだろう。