横浜ゴムは、今年4月に静岡県の富士スピードウェイで開催されるFDJフォーミュラドリフトジャパンの開幕戦に参戦する、カッレ・ロバンペラをサポートすることを発表。モータースポーツではおなじみのADVAN(アドバン)ブランドのタイヤ、およびホイールを供給する

 FDJは、アメリカで人気を博す“フォーミュラドリフト”のインターナショナルシリーズとして、日本生まれのドリフト競技を逆輸入するかたちで2014年から国内で開催されているチャンピオンシップだ。

 WRC世界ラリー選手権の史上最年少チャンピオンにして2022年からシリーズ2連覇を果たしたロバンペラは、昨季2023年のFDJにスポット参戦すると、エビス・サーキットで行われた第2戦において初出場初優勝を達成。また、最終戦岡山にもふたたびスポット参戦した23歳の“フライング・フィン”は連勝こそ逃したものの、ファイナルまで勝ち進み総合2位表彰台を獲得している。

 そんなロバンペラがFDJに戻ってくる。前年と同じくKR69 CUSCO Racingからの参戦となるWRC王者は、4月6〜7日に開催される富士ラウンドにおいて『Red Bull GR COROLLA』をドライブする予定だ。

 このエントリーを足元から支えるのが横浜ゴムだ。昨年に続き2年連続でサポートを行う同社は、ロバンペラ車にストリートスポーツタイヤ『ADVAN NEOVA AD09』と、スポーツ系ホイール『ADVAN Racing GT BEYOND』を供給することを明らかにしている。

 昨季のFDJ初参戦時、並外れたマシンコントロール・テクニックを披露しライバルを圧倒。見る者を驚愕させたWRCチャンピオンドライバーの走りに、今年も注目したいところだ。