◆ 大谷翔平が2試合連続安打

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(29)が現地時間20日のダイヤモンドバックス戦に「2番・指名打者」でフル出場。2試合連続安打を含む2出塁をマークした。

 ダイヤモンドバックス先発はオープナー起用の左腕マンティプリー。初回の第1打席は、初球で意表を突くセーフティバント。三塁側に転がした打球を投手が処理し、一塁ベース上へ送球するも、一塁手ウォーカーが捕球できず、記録は内野安打。引っ張り警戒のシフトを破り、2試合連続安打を記録した。

 同点に追いついた3回裏、なおも無死一、二塁という好機で迎えた第2打席は、2番手右腕セッコーニと対戦。カウント3-1から真ん中低め、際どいゾーンのフォーシームを見送り、四球で出塁。無死満塁とすると、続くフレディ・フリーマン、ウィル・スミスが二者連続アーチ。この回5点のリードを奪った。

 5回裏の先頭打者として迎えた第3打席は、ど真ん中へのフォーシームを初球打ち。しかし、打球は高々と打ち上がり、左飛に終わった。

 8回裏の第4打席は3番手右腕ジャービスと対戦。初球、真ん中高めのフォーシームを完璧に捉えるも、ライナー性の打球を一塁手ウォーカーが好捕。打球速度114.1マイル(約183.6キロ)の強烈な一打を放ったが、一直となった。

 この試合の大谷は3打数1安打、1四球の内容。今季成績は打率.353、OPS1.077でともにMLB全体トップをキープ。しかし本塁打部門では、ブレーブスのオズナがダブルヘッダーで13、14号を放ったため、大谷はリーグ2位へ後退。また、オリオールズのヘンダーソンは4戦連発で16号をマーク。大谷に3本差をつけ、MLB全体の単独トップに立っている。