昨シーズンにイースタン・カンファレンスを勝ち上がり、NBAファイナルへ進出したマイアミ・ヒートへ、新たなベテランが加わることとなった。

 3月6日(現地時間5日、日付は以下同)。パティ・ミルズがヒートとの契約に合意したと『ESPN』が報道。今シーズン、アトランタ・ホークスで開幕を迎えた男は、19試合の出場で平均10.6分2.7得点1.1リバウンドをマーク。

 だが今月1日にホークスとの契約がバイアウト(買い取り)となり、制限なしFA(フリーエージェント)となっていた。デッドライン前にウェイブ(保有権放棄)となったことで、ミルズは移籍先ヒートでプレーオフのロスターに名を連ねることができる。

 35歳のミルズは188センチ81キロのガードで、NBAキャリア14年を誇るベテラン。2014年にサンアントニオ・スパーズで優勝を飾っており、95試合のプレーオフ出場経験を持つ。

 キャリア平均20.2分8.9得点1.7リバウンド2.2アシストに3ポイントシュート成功率38.9パーセント(平均1.7本成功)を残しており、オーストラリア代表の得点源としても活躍してきた。

 昨夏の「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」では5試合へ出場し、平均31.5分18.6得点5.2リバウンド5.0アシスト1.6スティールを記録。オリンピックにも4度出場した実績があり、大舞台の経験も豊富。

 5日終了時点で、ヒートはイースト7位の34勝26敗。ジミー・バトラー、バム・アデバヨ、タイラー・ヒーローというコアメンバーに加え、バックコートにはテリー・ロジアーやジョシュ・リチャードソン、ダンカン・ロビンソン、デロン・ライトがおり、ミルズが加わることで選手層はさらに厚みを増すこととなる。