ロサンゼルス・レイカーズは、3月25日(現地時間24日、日付は以下同)のインディアナ・ペイサーズ戦で先発ポイントガードのディアンジェロ・ラッセルが体調不良のため欠場。

 今シーズン、ラッセルは65試合の出場でチーム3位の平均18.0得点に3.0リバウンド6.3アシスト、3ポイントシュート成功率42.3パーセント(平均2.9本成功)を誇る元オールスターガード。

 ところが、この試合でレイカーズは今シーズン最多の150得点を奪い、最終スコア150−145でペイサーズを下して3連勝を飾った。アンソニー・デイビスが36得点16リバウンド、レブロン・ジェームズが26得点5リバウンド10アシストと2枚看板が活躍するなか、ラッセルに代わって先発入りした男が見事にその穴を埋めてみせた。

 カリフォルニア州ロサンゼルス出身のスペンサー・ディンウィディーは、レイカーズ加入後17試合目、2度目の先発出場となったこの試合で35分17秒プレーしてフィールドゴール成功率72.7パーセント(8/11)の計26得点に2リバウンド5アシスト1スティール2ブロックをたたき出して勝利に大きく貢献。

 NBAキャリア10年目のベテランガードは、今シーズンをブルックリン・ネッツの先発ポイントガードとして迎えるも、2月9日のデッドラインにトロント・ラプターズへトレードされ、すぐさまウェイブ(保有権放棄)となった。

 そこで2月11日にレイカーズと契約を結び、同14日のデトロイト・ピストンズ戦から全試合に出場してきた。もともとボールハンドラーとしてプレーしてきた男は、新天地でベンチスタートとなり、オフボールのプレーやキャッチ&シュート役をこなすなど新たな役割をこなしてきた。

「どの試合でも、僕にとっては違うものになるんだと、このチームとサインしてから理解していた。僕らが前へ進んでいくにつれて、このチームの一部になることを楽しみにしている」

 試合後の会場インタビューでそう口にしていたディンウィディーは、新天地でこれまでとは異なる役割を受け入れ、レイカーズというチームで着実に貢献している。

 レギュラーシーズンも残り11試合。30歳のベテランコンボガードとしては、引き続きレイカーズのローテーションの一角として、堅実なプレーをしていきたいところだ。

【動画】ペイサーズ戦で大活躍したディンウィディーのハイライト!