ニューヨーク・ニックスは、3月26日(現地時間25日、日付は以下同)のデトロイト・ピストンズ戦に快勝して直近10戦を7勝3敗とし、イースタン・カンファレンス4位の43勝28敗とした。

 この日はドンテ・ディビンチェンゾが11本の3ポイントシュート成功を含む40得点、ジェイレン・ブランソンが28得点6アシスト、マイルズ・マクブライドとボーヤン・ボグダノビッチが13得点、ジョシュ・ハートが11得点14リバウンド10アシストのトリプルダブルをマーク。

 3位のクリーブランド・キャバリアーズ(44勝28敗)とは0.5ゲーム差まで迫っており、5位のオーランド・マジック(42勝29敗)とのゲーム差を1.0へ広げたニックスは、2シーズン連続のプレーオフ出場に向けて順調に白星を増やしている。

 もっとも、このチームはオールスターフォワードのジュリアス・ランドル(右肩)、OG・アヌノビー(右ヒジ)、ミッチェル・ロビンソン(足首)という先発フロントコート陣をケガで欠きながら白星先行で戦い続けている。ランドルは1月下旬から欠場が続いており、アヌノビーも1月末から離脱後、今月中旬に復帰して3試合をプレーするも再び離脱、ロビンソンは足首の手術に踏み切り、昨年12月中旬から欠場しており、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者は今シーズン残り試合全休と報じていた。

 だがここに来て朗報が届いた。ピストンズ戦前の会見で、トム・シボドーHC(ヘッドコーチ)はランドル、アヌノビー、ロビンソンのうち、ロビンソンが最も早く復帰すると話していた。

「ミッチェルがすごくいい動きをしている。コンタクトの許可も下りたんだ。練習をこなしていて、(復帰まで)あと少し時間を必要としている段階にある。全体的に見て、本当に良くなっている」

 ロビンソンの離脱後、ニックスは主にアイザイア・ハーテンスタインを先発起用しており、ピストンズ戦を迎える前の時点で平均25.0分7.3得点8.5リバウンド2.2アシスト1.1スティール1.1ブロックにフィールドゴール成功率63.4パーセントと奮戦している。

 そこに今シーズン21試合へ出場して平均29.2分6.2得点10.3リバウンド1.5スティール1.3ブロックを誇るロビンソンが復帰となれば、ニックスのフロントコートは確実に戦力アップとなる。

 レギュラーシーズン残り11試合のなか、ロビンソンがどの試合から復帰するのか。そしてランドル、アヌノビーという主軸2選手の復帰時期も気になるところだ。