ヨドバシホールディングスは6月2日に、「ヨドバシカメラ マルチメディア仙台」をJR仙台駅東口の「ヨドバシ仙台第1ビル」に移転オープンする。5月16日に発表した。

●家電量販店で東北最大級の店舗に


 「ヨドバシカメラ マルチメディア仙台」は、既存店舗から移転して増床。総売場面積は約2万2000平方メートルとなり、家電量販店で東北最大級の店舗になる。店舗とヨドバシ・ドット・コムとの連携で800万品目以上の豊富な品揃えをする。営業時間は9時30分〜22時まで。年中無休。
 ヨドバシ仙台第1ビルは12階建てで、マルチメディア仙台は2〜4階にオープンする。売場面積は既存店舗の約1.5倍に広がる。5階はユニクロやGUなどテナント11店舗がオープンし、6階はレストラン。6〜8階が約600台の駐車場。9〜12階がオフィスフロアとなる。

●商品体感イベントや音響設備を備えたイベントホールも


 「体験」「体感」をコンセプトに、各売り場では話題の商品や最新の商品を実際に触って試しながら商品を選べたり、商品体感イベントを随時開催したりする。さらに本格的な音響設備を備えたイベントホールの設置を予定。各メーカーとコラボレーションした大型イベントなどを開催する。
 また、スマートフォン売り場では、最新スマホのカメラ機能を試せる撮影スポットを用意し、カメラ性能を存分に試せる。スマホ関連商品も他にはない圧倒的な品揃えを用意する。
 テレビ売り場では、話題の動画配信サービスや映画ソフトなどテレビの機能を存分に体感できる。また、圧倒的な没入感を味わえるオーディオ機器の体験も可能で、これまでにはなかった“面白さ”を体感できる売り場を展開する。
 他にもゲーミング、玩具ホビー、オーディオ、時計、理美容、PC・周辺機器など、各売り場でもこれまでの店舗にはなかった体感・体験コーナーを用意するという。

●5階にユニクロやGUなどテナント11店舗、駐車場は約1600台


 5階ではユニクロやGU、ABC-MART、モーリーファンタジーなどテナント11店舗がオープンする。テナントミックスにより、例えば父親がカメラを購入する間に、母親はユニクロやGUで買い物、子どもはモーリーファンタジーでゲームをするなど、ファミリー全員が楽しめる場所を提供する。
 仙台駅の駅前でありながら約1600台(路外駐車場に約980台、ヨドバシ仙台第1ビル6〜9階に約600台)の大規模な駐車場を完備する。
 遠方からでも駐車場の不足を心配せずに安心して来店できる。さらに、ヨドバシグループが発行するクレジットカード「ゴールドポイントカード・プラス」に加入している顧客は、駐車場の利用料金が1時間無料になる。
 また、館内デジタルサイネージやWEBで混雑状況を配信したり、EV充電サービスやレンタサイクル、カーシェアも配備したりする。駐車位置を簡単記録する「イチメモ」も順次サービスを展開していく。イチメモは、施設に来場した顧客がコードを読み取るだけで、自分の駐車した位置を簡単に記録できるシステムだ。

●1階に高速バスターミナルも整備


 さらに、1階にはオートバイ58台、自転車約300台の駐輪場を設置する予定のほか、待合室やバスベイなど高速バスターミナルを整備する。
 新しいバスターミナルはデジタルサイネージを駆使し、バスの運行情報やターミナルの管理に必要な情報だけでなく、仙台市の観光情報や地元コンテンツのPR表示も実施する。仙台観光国際協会の提供する情報を通じてバス利用者や旅行者、通行する人たちに仙台市の魅力を積極的に発信し、地元地域とつながりながら、賑わいや活性化につなげていく。

●「石井スポーツ ヨドバシ仙台店」は3Fの歩行者専用デッキで接続


 グループの登山アウトドア総合専門店「石井スポーツ ヨドバシ仙台店」は、隣接するヨドバシ仙台第2ビル1階にオープンする予定だ。
 ヨドバシ仙台第1ビルと第2ビルは、3Fの歩行者専用デッキで接続しているので、ヨドバシカメラと石井スポーツ間をストレスなく行き来することが可能だ。