叶姉妹がパーソナリティを務めるトーク番組、「Spotifyオリジナル 叶姉妹のファビュラスワールド」。
3月12日に配信されたエピソードの中では、18歳のリスナーから寄せられた《恥をかきたくない気持ちが強すぎる》というお悩みを紹介し、恭子さんと美香さんが回答した。

お便りの内容は、以下の通り。
《私は、積極的に恥をかきたくないという気持ちが強すぎることに悩んでいます》
《例えば、友達にいじられるのが、冗談とわかっていてもすごくツラいです。仲良しグループで過去の思い出について喋っているときに、私の失敗談を持ち出されると恥ずかしいと思い、胸が苦しくなります》
《笑い話にすればいいのはわかっているのですが、どうしても恥ずかしいという気持ちが勝ってしまいます》
《人に注意されただけでも傷ついてしまいます。「ここはこうじゃなくて、こうだよ」というだけで、教えてくれているだけで、自分はこんなこともできないなんて恥ずかしいという感情が真っ先に出てきてしまいます》
《感謝すべきことだと思って、口では落ち着いて感謝の気持ちを伝えられてますが、内心すごく恥ずかしい気持ちになってしまい、苦しくなってしまいます》
《また、恥ずかしい思いをしたくないため、他の人に素の感情を見せることができず、発言も慎重になってしまいます。そのせいであまり喋らないようになってしまい、とっつきにくい印象になってしまっていると思います》
《このように、私はよく恥ずかしいという思いに苦しんでしまいます。恭子さん、美香さんは何にもとらわれずに自由に生きてらっしゃって、すごく憧れます》
《恥をかきたくないという感情にとらわれないようにするには、どうすればいいと思いますか?》

内容を聞いた美香さんはまず、お悩みの答えとして恭子さんの格言を引用した。
美香さん「(お便りの)お話しを聞いて、またお姉さんのこのような格言を思い出したのですが、お話しても良いですか?」
「『自分に恥じない人生。人様に恥じない自分でいるよりも、自分に恥じない自分でいることのほうがよっぽど大切なわけですから』。このお話を読んだときに、一番初めに私はそれ(格言)が浮かんだんですけれども。人様よりも自分に恥じない自分でいるという」
これに続けて恭子さんは、「人様をイヤな気持ちにさせない限りは、私の生きてきた人生に恥じることなどない」と自身の考えを語った。
恭子さん「『恥』っていう言葉自体は、『恥をかいた』とか軽くおっしゃるときもあれば、『それは、お顔に泥を塗るのと一緒よ』っていう恥とか。いろんな恥があるでしょ。だから恥って言っても案外深いものがあって」
「だから私が思うには、美香さんが読んでくれた、人様に対しての恥なんて、どうでもいい……っていうのはダメなのよ。だけど、ほぼそんな感じ。なぜかと言うと、自分は自分。なおかつ、もし自分と近い方が一緒にいて、そこでもし、その方も同じぐらいの恥の気持ちがあったらですよ。私は、自分はなんともなかったとしても、その方にとってとてもイヤな気持ちになるのは、私はイヤなので。だから、それに対してはとてもそう思います」
「だけどそうじゃない限りは、私の生きてきた人生に恥じることなどない。もしそれが、人様にとっては恥になることかもしれなかったとしても、私にとって何にも恥じゃないと思う。要するに、何の曇りもない」

ここで美香さんは、もう一つ恭子さんの格言を紹介する。
美香さん「もう一つ格言的には、お姉さんがいつも言っている『人間は失敗をする生き物なのですから』っていう。それがその人の成長にも繋がるわけですもんね」
これに対し恭子さんは、「恥じることを恐れると何もできなくなってしまう」と自身の意見を付け足した。
恭子さん「そうですね。だから、失敗のことに関しては、やっていい失敗(がある)。してしまってどうしようもない失敗。それは、失敗とも呼べない失敗だから大丈夫とかいう失敗。いろんな失敗があるわけですから」
「そんなにまで恥じることを恐れるということは、何もできなくなってしまう。だから私が思いますのは、その方はなぜそんなにまで世間体を気にするのか? ……世間体って呼んでいいのかしら? なんだろう、これ」
最後に恭子さんは「鋼の心の気持ちで生きていれば何も怖くない」と言葉を送り、回答を締めくくった。
美香さん「世間体までいくのかどうかっていうのは難しいところではありますが、ご自身が恥じない自分でいることを凛としてもっていらっしゃることができれば」
恭子さん「だから、鋼の心の気持ちで生きていれば何も怖くない。で、鋼はだんだんと強くなるんですよ」
美香さん「強くなっていきますよね」