「全ての光がちいかわになるレンズを作りました」と投稿された動画が、X(旧Twitter)上で3.2万ものいいねを集めるなど話題になっています。
一体「全ての光がちいかわになるレンズ」とは何なのか? 製作者の方に作り方や、作ったきっかけなどを聞きました。
全ての光がちいかわになるレンズを作りました pic.twitter.com/GlGpW8g8Yt
— 計画 (@tarobikkuri) April 4, 2024
「全ての光がちいかわになるレンズ」
動画は、小さい電飾のようなものが張り巡らされた場面から始まります。
徐々にピントが外れ、画面がボケてくると明かりに何やら顔のようなものが浮かんでいるような……?
ボケが強くなってくると、明かりの中心にはハッキリと『 ちいかわ 』の主人公(?)ちいかわの顔が!
なぜか「うさぎ」のフィギュアが一瞬映りますが、再びカメラはライトを写し、まるで“走馬灯”のように明滅する「ちいかわ」の群れを最後に動画は終わっています。
「「「ワッ」」」
「デスノートのOP」「夢に出てきそう」増え続ける幻想的な“ちいかわ”にネット爆笑
投稿には、
「デスノートのOP」
「ワッ、ワッ……ワッ!」
「あの光1つ1つが全部ちいかわの命の輝きなんだよ...」
「走馬灯これがいい」
「夢に出てきそう」
など、コメントが相次ぎました。
BuzzFeedでは動画を投稿した計画さん( @tarobikkuri )にお話を伺いました
――今回の動画は、撮影後に編集したものではなく、実際のレンズを加工したもので撮影された物という認識でよかったでしょうか?
「お書きいただいた通りです。このレンズで撮影すると、実際にあのような映像になります」
――どう作ったのか見当もつきません。
「一般的な写真の撮影などで生じるボケは、実はレンズ内部の形状や模様が写り込んでいるんです。いわゆる普通の写真で、ボケが「無地の円形」になるのは、(当たり前ですが)レンズが無色透明で円形のためです」
――では、どういったレンズを、どのように加工したら今回のような映像が撮影できるのでしょうか?
「今回は先ほどの仕組みを応用し、レンズを一度バラバラに解体、内部のしかるべき位置を解析します。そして、私が描いたちいかわのイラストを設置、再度組み立てることで“ちいかわ”がボケに写り込むレンズに加工ました」
――今回のレンズを制作しようと思った経緯やきっかけなども聞かせていただきたいです。
「『写真的に美しくすること』だけを目的に、以前からボケの改造サービスを行っていまましたが、ボケの世界は正直かなりマニアックな世界でして……。これまでの改造技術の一部を用いることで。もっと気軽に、より多くの方々にボケの魅力や面白さを表現できるのではないか、という思いつきで今回の動画を製作しました」
――最後に、計画様さんの簡単なプロフィールをお願いします。
「レンズの改造、ガラスや石を用いた作品の制作、写真撮影などを行っています。今後も写真や動画、文章で様々な作例を載せていきたいと思います」
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一度レンズを解体して、イラストを入れ込むことでこんな映像が撮影できるんですね。
ちなみに作者の計画さんは、「うさぎ」が好きとのこと。
だから途中で写り込んでいたのか……!