イタリア・ボローニャ市にあるガリセンダの塔が倒壊の危機にあるとして、10月から閉鎖されている。

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BBC によると今年10月、ガリセンダの塔の傾きが変化し、専門家による調査が行われた。塔の基礎となっている部分の素材の劣化が確認されたという。

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ボローニャ市は先日、ガリセンダの塔について「極めて危険な事態だ」と表明し、安全性確保のための工事を決定した。

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Euronews によると、5メートルの高さの金属バリアを築くことで、エリア内への人の出入りを禁止するとともに、万が一倒壊が起きた際に、がれきによる負傷者が出る危険性を減らすことが目指されている。

バリアの建設は、来年初めに終了予定だが、倒壊を防ぐ復旧工事を含め、数年間にわたり一帯は閉鎖される見込みだという。

市の 発表 では、バリアの建設費として430万ユーロ(約6億8600万円)が見込まれている。復旧工事を含め、費用を補填するためのクラウドファンディングが設置された。

ボローニャ市の広報担当は CNN の取材に対し、現時点での倒壊リスクはそれほど高くはないと説明した。

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