3月20日は春分の日です。千葉県内有数のコメの産地いすみ市では、一足早く田植えが始まりました。

 いすみ市新田野の専業農家、藤平正一さんの水田では、早場米の「五百川」の田植えが始まりました。

 「五百川」は一般的なコメより収穫時期が一か月ほど早く、東京ドーム10個分に相当する広さの水田に15センチ位の苗を10日間ほどで植えていきます。

 この地域は県内で最も早く新米が食べられる産地で、肥沃でミネラル豊富な粘土質土壌で栽培された「いすみ米」は適度な粘りや口いっぱいに広がる甘みが格別な上質米として千葉の3大銘柄米に数えられています。

 「五百川」の収穫は7月20日頃の見込みで生産者の藤平さんは「いすみのおいしいお米を味わってほしい」と話しています。