3月20日、能登半島地震で被災した石川県を訪問した熊谷知事は21日の定例会見で、現地の深刻な被害状況を受け、改めて県の対策を強化する姿勢を示しました。

 熊谷知事は20日、石川県を訪問し、石川県の馳浩知事と面会したほか、珠洲市内の避難所や津波被害の大きい地域など被災地を見て回りました。

 熊谷知事は21日の会見で、「建物の耐震化などのハード対策や道路が寸断された場合に発生する孤立地域への対策が改めて重要だと感じた」と述べ、対策を徹底する考えを示しました。

 そして、被災地を視察した印象については、次のように述べました。

千葉県 熊谷俊人 知事
「一番重要な幹線道路ですら想像以上の数の崩落がいまも、しかも相当規模の崩落がずっと連続している。復旧復興の道のりの厳しさというものをいろいろな地域、東北も含めて見てきた側としても、それでもなおより深刻であることを実感した」