千葉市の神谷市長は4月15日、多様性を推進するインターネット通販大手・アマゾンのイベントに出席し、誰もが暮らしやすいまちづくりに向け、アマゾンとの連携を強化していく考えを示しました。

 千葉市内にあるアマゾンの物流施設「千葉みなとフルフィルメントセンター」で15日、キャンペーンの発表イベントが行われ、千葉市の神谷市長も出席しました。

 アマゾンは15日から、LGBTQIA+と言われる、性的マイノリティやその人たちを支援する社員、それに利用客らが多様性の推進に貢献しているのを祝して、100万個以上の配送商品をレインボーカラーの限定テープで梱包するキャンペーンを行います。

 このキャンペーンは日本では初めて、世界では3か国目の実施になるということです。

 神谷市長はイベントでパートナーシップ宣誓制度や男性への育児支援など、市が進める政策を紹介したうえで、今後、多様性を生かした社会の実現に向けて、アマゾンジャパンとの連携を強化する考えを示しました。

 千葉市 神谷俊一市長
 「こちらに施設が立地して以降、教育や障害者雇用の面での連携した取り組みや、地域社会に対するメッセージを一緒に出すことはできないか話し合いを重ねてきていて、アマゾンが実現しようとする価値観と、市が目指す価値観が同じ方向を向いていると私たちも感じている。個別分野での連携はこれから積み重ねていきたい」