ダウンタウン松本人志(60)の性加害問題で、松本擁護の発信を続けているセクシー女優の霜月るな(33)が、文春を相手取った裁判で証人に呼ばれる可能性はあるのか。松本側代理人の田代政弘弁護士が28日、今後の証人について見立てを語る場面があった。

 これまで霜月はX(旧ツイッター)を中心に、文春記事を「嘘だらけの記事」「デタラメ」と批判を繰り返してきた。裁判で争点となっているものとは別の大阪の飲み会を取り上げた文春記事について、少なくとも2つの矛盾点を挙げており、Xでも「なんなら、裁判で証人として出ましょうか?」と出廷に意欲を示していた。

 28日に東京地裁で開かれた第1回口頭弁論の閉廷後、田代弁護士は報道陣の取材に応じ、その中で今後の証人の可能性に言及。松本本人や記事に出てくる後輩芸人の出廷に関しては「可能性はある」などと語った。さらに、別の飲み会を取り上げた記事に対して訴訟を起こす可能性も示唆した一方で「今、訴訟を起こしている事件とは別の事実について訴訟を起こして、そっちの有力な証人を法廷に呼んだって今の事件の証拠としては価値があまりない」と説明。名指しはしていないが、現時点では今ひとつな反応を示した。

 なお、霜月は自身が参加した大阪での飲み会について「携帯を没収なんて言われてもないし携帯の利用を禁止。という発言なんてなかったです」「たむけんタイムなんてありませんでした」と主張している。だが、文春記事の当該飲み会の部分には、元から携帯電話の「没収」「禁止」や「たむけんタイム」の記述はない。文春側も反論記事で「霜月のXの投稿は小誌の記事と全く矛盾しない」としている。