俳優長谷川博己(47)が主演し、14日スタートするTBS系日曜劇場「アンチヒーロー」(日曜午後9時)の主題歌がシンガー・ソングライターのmiletが書き下ろした新曲「hanataba」に決定した。

 また、「鬼滅の刃」シリーズなどで知られ、海外でも評価されている作曲家・梶浦由記さんが初めて民放ドラマでメインテーマを手がけることも発表された。miletのエモーショナルな主題歌と合わせ、長谷川演じる「殺人犯も無罪にしてしまう」〝アンチ〟な弁護士が司法の世界を舞台に展開するドラマを音楽でも彩っていく。

 TBSドラマの主題歌を初めて担当するmiletは「主題歌のお話をいただき、アンチな弁護士が主人公とお聞きしてすぐ興味がわき、食い入るように脚本を読み進めていました。人間の深いところにある、生々しく醜い部分までさらけ出されるストーリーに、私も自分の心の扉を大きく開いて立ち向かおうと決め、主題歌を書かせていただきました」と語った。

 さらにmiletは「小さな希望の光を守るために生きる主人公を、この人の内側をもっともっと知りたいと思いました。正義も悪も、自分にとってたいせつなものを前にすると形が変わってしまうことがあります。そもそも正しさと正義ってイコールなのか。守りたいものを守るための強さに必要なものは愛なのか、正しさなのか。自分本位な愛や正しさの在り方を今一度見つめながら曲を書きました」と主題歌に込めた思いを明かした。

 梶浦さんも「音楽は私が思っていたよりも『もっと派手にやってしまっていいですよ』とプロデューサーからも言われたので、こんなにやってしまって大丈夫なのかと思うくらい派手に作らせていただきました」と期待感を刺激するコメントを寄せている。

 長谷川も6日に開催されたドラマの制作発表の場で「本当にドラマでこんなことをやっていいのか、かなりの問題作になるのでは」とコメントしていた。