結成16年以上の漫才コンビナンバーワンを決める「THE SECOND〜漫才トーナメント〜2024」のグランプリファイナル抽選会・記者会見が25日、東京・台場のフジテレビで行われ、ファイナルに進出した7組が出席した。ファイナルは5月18日午後7時から同局で生放送される。

 昨年から始まった同大会は、出場資格を有するのは結成16年以上のプロのみで、アマチュア・即席ユニットは出場できない。過去に本大会を含む全国ネットの漫才賞レース番組で優勝したことがあるコンビも出場できない。昨年は林健(45)と毛利大亮(42)のギャロップが優勝した。

 今年のファイナルには、タモンズ、ハンジロウ、ななまがり、金属バット、ザ・パンチ、ガクテンソク、ラフ次元、タイムマシーン3号が進出し、この日、タイムマシーン3号が欠席しマネジャーがくじ引き。1回戦の組み合わせは、第1試合がハンジロウと唯一の2年連続のファイナリストとなった金属バット、第2試合がラフ次元とガクテンソク、第3試合がななまがりとタモンズ(同期対決)、第4試合はタイムマシーン3号と結成27年目でファイナリスト最年長のザ・パンチに決定した。

 マセキ芸能社所属のハンジロウは、出席した7組のうち唯一、吉本興業以外の所属。しゅうごパーク(39)は「この中でお笑いだけで食べてないのは僕らだけなので、ひっくり返したい」と現状打破に向け意気込んだ。

 ザ・パンチは2008年の「M―1グランプリ」以来、16年ぶりのファイナリストとなった。M―1ではガチガチに緊張してしまったというが、パンチ浜崎(43)は「(出場資格の結成年)ラストイヤーだったので緊張してしまったけど、今回はそれがない」と決戦に向けて自信をのぞかせた。ノーパンチ松尾(43)は「あの時よりおじさんになったので、現場が楽しめると思います」と笑みを浮かべた。