「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」

〈5月7日(火)午後7時から 日本テレビ系 中京テレビ制作〉

 粘りに粘るリサーチと取材スタイルで〝オモてなしすぎでオモしろいウマい店〟を発掘。今週は富士山に近い山梨県・山中湖村で見つけた「採算度外視! 食の100円均一!」で驚かせる食事処を紹介する。

 店の特徴は手作りの多彩な一品料理。エビだけでなく、カボチャ、ナス、かき揚げがセットになった「天ぷら」をはじめ、まぐろやサーモンの新鮮な刺し身、鶏もも肉を揚げた「チキンカツ」、ほかにもカレーや肉じゃがなど、あらゆるメニューがすべて100円。

 ご飯も100円だが、自家製チャーシューが入ったチャーハンや、チキンカツを卵でとじたカツ煮もなぜか同額というサービスぶり。近年、高騰している春キャベツを使った〝千キャベ〟は無料となっており、「もうけ何もなし」と店主が語るのもうなずける、採算を度外視した価格となっている。

 こうした一品料理を、自由に組み合わせて自分だけの定食を作ることができる。あるお客さんは、ご飯大(150円)に、カツ煮、唐揚げ2皿の組み合わせでワンコイン以下の定食に。別のお客さんは、唐揚げ3皿と千キャベをご飯の上にのせて唐揚げ丼を自作する。また、一品料理以外に麺類もあり、鶏・豚ガラスープに自家製のしょうゆダレを加えた「かけ正油ラーメン」は300円、信州こうじみそを加えたスープが自慢のみそラーメンは500円。

 地元で働く職人さんが多く通う店は、営業時間も午前11時30分から午後0時40分と短時間。原材料は高騰しているが、創業から26年、麺類以外はすべて100円で据え置いている。店主の妻が「百均より百均らしい。百均は110円だもんね」と話せば、店主も「このぐらいが妥当だと思ってやってる」と笑う。一方で、夫婦は営業が終わっても息つく暇もなく、急いでどこかに向かう準備をしている。その行き先とは…?

 MC・ヒロミ、進行・小峠英二。ゲストは松下奈緒。