歌手の西山ひとみ(年齢非公表)が8日、埼玉県川口市のスタジオで新曲「戯(ざ)れごと」の発売記念ライブを開いた。

 福島県出身。埼玉県内で幼稚園教諭をしていたが、趣味で始めたボーカルレッスンがきっかけでプロ歌手への転身を決意。テイチクのオーディションでディレクターの目に留まり、1987年に「難波女の演歌やねン」でデビューした。圧倒的な歌唱力で根強い人気を集めてきた。

 通算26枚目のシングルとなった新曲は、切ない女心を哀愁のある声で歌い上げたラブソング。メロディレコーズへの移籍第1弾の作品になった。

 発売記念ライブで西山は「再出発にワクワク、ドキドキしています。今日の日が迎えられてうれしいです!」などと感慨深げにあいさつ。新曲をはじめ代表曲「小島の女」などを思い入れたっぷりに歌い上げた。

 デビュー37年。西山は「結婚もせずに、歌一筋にここまで来ました。再スタートとなったこの新曲の大ヒットで結果を出して、紅白歌合戦出場の夢もかなえたいです!」と意気込みを新たにした。