Jリーグは28日、東京都内で記者会見を開き、小学生にサッカーの楽しさや素晴らしさを知ってもらおうと、Jリーグ特任理事を務める元日本代表の小野伸二さん(44)が伝道師として全国を巡るプロジェクト「スマイルフットボールツアー」の開催を発表した。

 講師役の小野さんが年間20カ所のJクラブを回り、技術力や奇想天外なアイデアを込めた実技を子供たちに披露したり、直接指導したりする。草の根の普及活動に尽力してきたセルジオ越後さんがイメージといい、小野さんは「サッカーの楽しさを伝えるのが僕の使命。楽しいと感じてもらえるようにやっていきたい」と語った。

 プロジェクトでは、サッカーをきっかけに気候アクションの必要性や重要性の理解促進につなげたい方針。小野さんは「自分たちではなく、子供たちの未来のことを考えないといけない」と話した。