◇17日 中日2―0ヤクルト(バンテリンドームナゴヤ)

 ヤクルトが今季2度目の零封負けを喫した。高津臣吾監督(55)が主砲・村上宗隆内野手(24)を4試合ぶりに2番から4番に戻した”原点回帰”のオーダーが決定力を欠いた。

 「彼だけじゃなく他の人の状態も見て、いい並びかなと思って元に戻したんですけど、点を取らないと勝てないですね」

 1回2死満塁の好機を逃すなど3回までに3度の得点機を迎えながらいずれも無得点。序盤に制球を乱した中日の先発・涌井を攻めきれなかった指揮官は「そこで1本出るか出ないかなんですよね。初回にあそこで一本出たら、また違う展開になっていたでしょう」と肩を落とした。

 定位置に戻った村上は1安打、2四球で3度出塁。次戦に向けて「しっかり勝てるように頑張りたい」と表情を引き締めて球場を後にした。