◇19日 サッカー パリ五輪アジア最終予選兼U―23アジア杯1次リーグB組 日本2―0アラブ首長国連邦(ドーハ)

 前半27分に先制点を決めたDF木村誠二(鳥栖)は「本当に理仁(MF山本)から良いボールが来て。当てればゴールに入るボールだったので。あれはほとんど理仁のゴールだったと思う」と謙遜した。

 MF山田楓喜(東京V)の左CKがファーサイドに流れたところを、MF山本理仁(シントトロイデン)が拾ってクロス。左サイドで待ち受けた木村が頭で合わせると、左ポストに当たってからゴール左を陥れた。

 無失点に抑えた守備についても「今日も相手のFWがヘディングが強いという点で、常に1人チャレンジ1人カバーというのはCBの海音と共有していたし、SBのセキ(DF関根)とアユム(DF大畑)も良くやってくれたと思う」と仲間に感謝した。

 一方で「攻撃の部分で相手のプレスに苦しんで簡単に前蹴っちゃったり、うまくビルドアップできなかった部分があったり。守備も全然良かったわけではなくて、僕の所もヘディングでほとんど前で触れていない。もうちょっと突き詰めれば直せる点はたくさんあって。そこを直したときにもう1個上のレベルに行ける」と、厳しい表情だった。