◇24日 巨人―中日(東京ドーム)

 中日の先発・涌井秀章投手は6イニングを5安打2失点。打線が7回に勝ち越し、今季2勝目の権利を手にして降板した。開幕からの連続無失点は19イニング目でストップした。

 2点の援護を受けてから、初回は三者凡退。しかし、2回に先頭の岡本和に右前打で出塁されると、1死後に6番・萩尾に2球目のスライダーを捉えられた。打球は右中間を割る適時三塁打となり、一塁走者の岡本和がホーム生還。1点差となった後、続く岸田に犠牲フライを許して同点に追い付かれた。

 それ以上は、失点を許さなかった。2死二塁から、岡本和、丸に連続四球。満塁のピンチで2回に適時打を浴びた萩尾を迎えたが、初球の147キロ直球で一飛に抑えた。

 4回は先頭から岸田、吉川の連打で一、二塁。続く赤星の犠打には猛チャージをかけた一塁・中田の好フィールディングで三塁封殺。1死一、二塁となってから門脇を左飛、オコエを投ゴロで切り抜けた。5、6回は三者凡退に抑え、今季最多の101球。7回の攻撃で代打・大島が送られた。

 涌井はこの日の試合前まで3試合登板で17イニングと3分の1を連続無失点の数字を残していた。