◇25日 巨人―中日(東京ドーム)

 中日の先発・柳裕也投手は6イニングを2安打3失点。5回まではノーヒット投球を見せていたが、2点リードの6回に逆転3ランを浴びた。

 5回までは完璧だった。初回、先頭の門脇をフォークで3球三振に仕留めると、続く佐々木も3球目の直球で見逃し三振。坂本は初球で二ゴロに打ち取り、わずか7球で立ち上がりを抑えた。

 2回先頭では、4番・岡本和をカウント2―2から内角低めの直球で見逃し三振。2死から萩尾に四球を与えるも、小林をスライダーで空振り三振。3〜5回は三者凡退に抑えた。

 しかし、6回。先頭の吉川に右翼フェンス直撃の二塁打を浴びると、2死二塁から佐々木に四球を与えて、一、二塁。ここで坂本に2球目の内角への141キロ直球を捉えられ、左翼スタンドに放り込まれた。痛恨の逆転3ラン。柳は7回先頭の打席で代打・大島が送られた。

 前回登板の18日のヤクルト戦(バンテリンドームナゴヤ)では、4回途中6失点と不本意な投球でチームもそこから5連敗。それだけに気合の入るマウンドだったが、1球で逆転された。