◇27日 米女子ゴルフ JMイーグルLA選手権第3日(米カリフォルニア州、ウィルシャーCC)

 【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)テッド・ムース】畑岡奈紗(25)=アビームコンサルティング=が1イーグル、7バーディー、2ボギーの64と猛反撃し、通算5アンダーの6位に急浮上した。首位まで2打差。古江彩佳(23)=富士通=も67とチャージをかけ、通算3アンダーの10位に上がった。初日から首位のグレース・キムとハナ・グリーンのオーストラリア勢2人が、通算7アンダーでトップに並んだ。

 畑岡が久しぶりに、ど迫力のプレーを展開した。3番で7メートルを決めてから、5メートル前後のパットが次々にカップに飛び込んだ。ショットも絶好調で、フェアウエーキープ率は100%。15番パー5は、80ヤードの第3打がカップを直撃するショット・イン・イーグル。後続の選手たちが伸び悩んだこともあり、一気に優勝戦線に割って入った。

 「今日は伸ばしたい日だったので、しっかりロースコアを出すことができてよかった。ショットの内容は昨日とそんなには変わっていないが、4〜5メートルのチャンスで連続して入ってくれたのが大きい。(イーグルのショットは)75ヤードぐらい打つつもりだったけど、まさか直接入るとは」

 今季は上位に食い込めない試合が続き、年々増える他の日本勢に押され気味だったが、ようやく本来の爆発力を見せた。勝てば2022年4月以来、ちょうど2年ぶりのツアー7勝目になる。(写真はAP)