Text by CINRA編集部

連続ドラマW-30『磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜』の新キャストが発表された。


原作は『週刊少年ジャンプ』で連載された仲間りょうの同名漫画。立派な武士を目指して日々精進すると言いながら、努力しない武士校生・磯部磯兵衛の日常を描く。磯兵衛役に杉野遥亮がキャスティング。脚本・監督は細川徹が務める。7月からWOWOWで放送・配信。


今回発表されたのは鈴木福、長濱ねる、津田寛治、マキタスポーツ、三宅弘城、檀れい。


鈴木福は磯兵衛の親友であり武士校同級生の中島襄役、長濱ねるは磯兵衛がよく立ち寄る団子屋の看板娘役、津田寛治は江戸きっての天才発明家・平賀源内役、マキタスポーツは磯兵衛を目の敵にする凄腕の浪人・志賀大八役、三宅弘城は伝説の二刀流の剣豪・宮本武蔵の幽霊役、檀れいは磯兵衛を溺愛する母役を演じる。


【鈴木福のコメント】
中島役を演じる鈴木福です。中学の時に、「処す」と言いまくる同級生がいて、大学の先輩との会話にも出てきた「磯部磯兵衛物語」に出演できて、とても嬉しかったです!杉野さん演じる最高の磯兵衛と、さまざまな役に立つのか立たないのかわからない本を片手に、磯兵衛や学校の仲間たちとの時間を一生懸命に過ごしている中島を楽しんでもらえたら嬉しいです!全力の鈴木福もお楽しみに!!


【長濱ねるのコメント】
「磯部磯兵衛物語 〜浮世はつらいよ〜」を以前から愛読していたので、まさか、看板娘として磯兵衛の世界に飛び込めるとは夢にも思いませんでした。
杉野さん演じる磯兵衛、そしてチームの皆さんとのにぎやかな日々を作っていく撮影は毎日が楽しく、撮影の終わりが近くなるにつれ惜しくてたまりませんでした。とにかく最高です!!(私も磯兵衛のように生きたいな……と強い願望が生まれました)是非楽しみにしていてください!


【マキタスポーツのコメント】
磯兵衛を一方的にライバル視し、勝負を挑んでいく志賀大八役、マキタスポーツです。
見どころは、なんと言っても杉野くんが演じる、磯兵衛の自堕落ぶり。大八の漲るやる気とテンションが合わないまま、のらりくらりする姿はどこか魅力的です。
個人的には顔をつって臨んでいますので、その出来も楽しんでもらえたらと思います。良い意味で気を抜いてみられる作品になっていますので、ぜひご覧ください。


【津田寛治のコメント】
撮影の合間、杉野君が江戸の町の軒下でダルそうにスマホを操作していた姿はまさに磯兵衛そのもので、それを見たとき、実写化が難しそうなこの漫画も上手いことドラマになるぞと確信しました。
そして僕も無我夢中で平賀源内を演じましたが、杉野君や鈴木君を始めとする若い俳優陣と東映京都の皆さんに助けてもらい何とか物語に溶けられました。
とにかくセリフの間や細川監督の感性が素晴らしく、前代未聞の時代劇になっていること間違いなしです。是非ご覧ください。


【三宅弘城のコメント】
バカバカしくて、くだらなくて、どうでもよくて、みんなどこかダメダメで、もう力が抜けちゃう(全部褒め言葉)。そんな素晴らしくて面白いドラマです。みーんなキュートです。たまらんです。終始ニヤニヤしながら観ていました。撮影時の楽しさも画面から滲み出ているのではないでしょうか。是非、寝っ転がってケツでも掻きながらご覧くださいませ。


【檀れいのコメント】
ギャグ漫画として連載された本作が、細川徹さんの脚本&監督により、ドラマならではの独創性豊かなエンターテインメント作品に仕上がりました。
磯兵衛と個性豊かなキャラクター達が織りなす、平凡な日常に生まれるシュールな笑い!
この閉塞感のある現代において、立ち止まって肩の力を抜いてもいいんだと思わせてくれるようなドラマだと思います。
リラックスしたいときのお供に「磯部磯兵衛物語」をぜひご覧ください。
とても幸せな気持ちになりますよ!


©仲間りょう/集英社 ©WOWOW