ビットコイン(BTC)は7月8日に33,000ドルのサポートを下回った。トレーダーの中からは、次は31,000ドルのサポートを試す展開になるとの指摘も出ている。

Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータをみると、7月8日にBTC/USDは32,000ドル台にまで下落した。

この下落は、ビットコインが35,000ドルのレジスタンスの突破に失敗した後に起こった。これによりビットコインの強気シナリオが無効になるリスクがある。

「33,000ドルを失ったことで、私は31,000〜31,400ドルになるとみている」と、仮想通貨トレーダーのマイケル・ファン・デ・ポッペ氏は警告している。

記事執筆時点で、ビットスタンプでは32,490ドルの安値を付けた後、32,500ドル台となっている。

数時間でショートポジションが160%増加
コリン・ウー氏の指摘によれば、仮想通貨取引所ビットフィネックスでは、未知のクジラが5000BTC以上をショートさせようとしたこともあり、数時間で新たな売り圧力が生じた。謎のビットフィネックスユーザーは、少なくとも5219BTCのショートポジションを設定しており、これは1BTCが33,000ドルとすれば1億7300万ドルの価値がある。

記事執筆時点で、ビットフィネックスのショートポジションの総額は約2時間で160%増加している。