月曜日、Web3やブロックチェーン分野向けのグローバルデータセンターを構築しているW3BCloudは、特別買収目的会社(SPAC)による買収を経て上場すると発表した。

このSPAC「Social Leverage Acquisition Corp I」はニューヨーク証券取引所に上場しており、3億4500万ドルの信託を有しており、AMD、コンセンシス、SK Inc.などから、さらに5000万ドルの新規投資のコミットメントを受けている。この合併により、W3BCloudの価値は12億5,000万ドルとなる。

W3BCloudの7つのデータセンターはすべて米国にあり、昨年には4000万ドルの売上を上げ、85%が再生可能エネルギーで運用されている。コンセンシス創業者でイーサリアム共同創設者であるジョセフ・ルービン氏は、現在W3BCloudの取締役を務めている。同社はWeb3ブームを見越して、ストレージ、ステーキング、コンピューティングのインフラの整備を進め、2023年の収益は2021年と比較して685%成長すると予測している。

W3BCloudは、分散型金融、非代替性トークン、メタバースプロジェクト、およびブロックチェーン分野への参入を目指すテック企業をコアクライアントとしてターゲットにしている。イーサリアム、ソラナ、アルケミー、ファイルコイン、Lidoファイナンスなどの仮想通貨プロジェクトは、すべて同社のデータセンターサービスを利用している。

今回の上昇について、W3BCloudのサミ・イッサCEOは「今回の買収により、当社はWeb3開発者へのサポートを拡大し、Web3経済の著しい成長が予想される中で規模を拡大することができる」と述べている。