24日からディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の「スター」で独占配信される、田中泯と新田真剣佑が親子役で初共演する、国家の裏側やタブーに切り込んだ社会派政治ドラマ『フクロウと呼ばれた男』の予告編&メインビジュアル&追加キャストが一挙公開された。

 本作は、あらゆるスキャンダルやセンセーショナルな事件を、時にもみ消し、時に明るみにさらして解決してきた国家の黒幕である“フクロウ”こと大神龍太郎(田中)が主人公のポリティカル・サスペンス。新田は、ダークヒーローさながら「道筋を正すため」と暗躍を繰り返す父親に反して、対極な生き方で「正義」を掲げる大神龍を演じる。

 そして今回初映像となる予告編が公開。暗闇のトンネルで裸の男が何者かから逃げ走るシーンから始まり、冒頭からこの作品を象徴する緊迫感とサスペンス感が醸し出されている。

 「最悪か悪かの選択なら、悪を選ぶ」と語る、この国を裏で操る“フクロウ”と呼ばれるフィクサー、龍太郎と、「俺は、この国も、父さんの正義も信じない」と言う、父の生き方に逆らう息子・龍。次期総理候補の息子の死をきっかけに、愛と欲望が渦巻く政界をめぐる陰謀に巻き込まれ、「この国のために、為すべきことを為す」とばかりに、“真の正義”をかけてぶつかり合う親子を中心に、二人を取り巻く一癖も二癖もあるキャラクターたちの姿が収められている。

 二人を取り巻く家族や政治家役には、妻・大神杏子に萬田久子、長男・大神一郎に安藤政信、長女・影山弓子に長谷川京子、次女・大神理沙子に中田青渚、自由新進党幹事長・竹内創に中村雅俊、内閣総理大臣・渡辺しおりに原田美枝子、財務大臣・西條宗助に大友康平、厚生労働大臣政務官・丸山ひろしに益岡徹など実力派俳優が大集結。

 さらに今回、二階堂智(龍太郎の部下・真島憲一役)、ハイディ・バーガー(API通信のジャーナリスト、サラ・ローレンス役)、池田良(高利貸しのリーダー、タカ役)、結城貴史(弓子の夫で貿易会社の為替トレーダー、影山昌弘役)、柳英里紗(一郎の妻でイサムの娘・大神沙帆役)、あこ(一郎の愛人でクラブのホステス、川端ナミ役)、大坊健太(大進新聞の記者、田中泉役)、尚玄(理沙子の音楽プロデューサー、村上ケン役)、淵上泰史(理沙子の恋人・瀬呂耕史役)、忍成修吾(NPO法人のスタッフ、日野アキラ役)、土屋キュウ(理沙子のマネージャー、遠藤ワタル役)、久藤今日子(竹内の妻・竹内久美子役)、浦浜アリサ(クラブのホステス、太田カオリ役)、大西信満(弓子の元職場上司・中村ハル役)、野村祐人(アメリカ育ちの陰謀論者、マックス・ムラタ役)、片山萌美(落ち目のスターシンガー、シーナ役)、川瀬陽太(川端ナミの客・前田シゲオ役)、吉澤健(農家の男・鈴木役)、中野英雄(丸山の弟で建設会社の社長・丸山政志役)、木村多江(クラブのママ、長谷川スミコ役)、長塚京三(大神沙帆の父で大物の政治家、イサム役)の追加キャスト21人が発表された。

 併せて公開されたメインビジュアルは、大神龍太郎と龍の対極的な人物像がまざまざと現れている。視線をそらしながら、背後の深い闇の中でそびえる龍太郎(田中)と、まっすぐにこちらに眼を向け、差し込む光に照らされる龍(新田)。そんな親子の下で、象徴的な国会議事堂と崩壊した東京の夜景に火の粉がふりかかり、まるで国が政界に押しつぶされているような様子が映し出され、まさに本作の世界観を表現した仕上がりとなっている。

 田中は「フィクサーとは大変興味深い存在でドキドキする立場が与えられました。『フクロウと呼ばれた男』大神龍太郎と息子の龍との距離感、初共演ながら真剣佑さんと記憶に残る時が作れたのでは!と思っています。」とコメント。

 一方新田は「撮影中は作品のテーマとなる『正義』とは何かを考えながら演じました。父親役の田中泯さんとは初共演でしたが、現場では優しく接していただき、大変楽しい日々を過ごす事ができました」と振り返った。

 ドラマ『フクロウと呼ばれた男』(全10話)は、ディズニープラス「スター」で4月24日に1〜5話、5月1日に6話〜7話、5月8日に8〜10話を独占配信。

 ※田中泯、新田真剣佑のコメント全文は以下の通り。

■田中泯、新田真剣佑のコメント全文

■田中泯(大神龍太郎役)

家族を殆どかえりみず走ってきた男は気がつけば、世界の矛盾が自分に最も近い環境に迫っている。
僕は芸術の中でもどちらかといえば前衛に挙手した人間で、この役はある意味でかけ離れているのかもしれません。
フィクサーとは大変興味深い存在でドキドキする立場が与えられました。
『フクロウと呼ばれた男』大神龍太郎と息子の龍との距離感、
初共演ながら真剣佑さんと記憶に残る時が作れたのでは!と思っています。
見たら是非感想を聞きたいような気分なのです。

■新田真剣佑(大神龍役)

今回、僕が演じた大神龍という役は権力を嫌い正義を貫こうとする人間です。
撮影中は作品のテーマとなる「正義」とは何かを考えながら演じました。
父親役の田中泯さんとは初共演でしたが、現場では優しく接していただき、
大変楽しい日々を過ごす事ができました。
騙し合いの連続に、先の読めない展開で手に汗握る事間違い無しです。
『フクロウと呼ばれた男』ぜひ楽しみにしていてください。