3月17日、タレントでYouTuberのフワちゃん(年齢非公表)が4月から海外移住することを自身のXで発表した。海外での生活を基本に、日本と行き来しながら仕事は変わらずに続けるという。
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どこの国に行くのかについては、Xでこう答えている。
《まず最初は、アメリカ!/その次はポルトガル!それからキューバ!/たくさん行ってみたい国があるから、/色んなところに行くつもりだよ!》
これで今まで通り仕事を続けることなどできるのだろうか。民放ディレクターは言う。
「芸能事務所に所属していないので、新しい仕事のオファーはしにくくなるでしょうね 。月曜レギュラーだった情報番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ)は3月25日の放送を最後に卒業するので、4月以降、彼女をテレビで見る機会はさらに減ると思います」
彼女のレギュラー番組は昨年から次々となくなっている。
●「炎の体育会TV」(TBS)23年3月18日終了
●「トンツカタン森本&フワちゃんの『Thursday Night Show』〜学ばない英語〜」(テレビ朝日)23年9月29日終了
●「ゼロイチ」(日テレ)23年9月30日終了
●「アイ・アム・冒険少年」(TBS)24年3月4日終了
「次々にレギュラー番組が終了したのは、彼女の遅刻癖やスタッフ受けがよくないことが原因と報じたメディアもありましたが、違いますね。彼女だけが番組卒業というのであれば、それも考えられるでしょうが、番組自体が終了したわけですから」
フワちゃんが飽きられたわけではないのだろうか。
彼女らしい戦略
「確かに、彼女が出始めた頃はウザいキャラという見方もされましたが、ブレずに続けたことで独特のキャラが馴染み、こういう面白い子なんだと認められるようになりました。むしろ今では、フワちゃんというキャラの作り方、活かし方、キャラ立ちのさせ方が上手いと思われています。まず、“独特の衣装”でフワちゃんワールドを印象づけ、次に“タメ口”や“大物食い”で注目を引き、ぶっ飛んでるけど憎めないキャラを確立して、共演タレントとの距離感を縮めたのです」
せっかく確立したキャラなのに、どうして海外に?
「業界では、自己プロデュース力に長けているフワちゃんらしい“戦略”と見ている人も少なくありません。野沢直子を筆頭に、これまで海外に移住した芸人とは目的が違うようです」
これまで海外移住したお笑いタレントをザッと挙げると、
●野沢直子(60)アメリカ:1991年3月〜
●綾部祐二(46)アメリカ:2017年10月〜
●渡辺直美(36)アメリカ:2021年4月〜
●光浦靖子(52)カナダ :2021年7月〜
海外を目指した目的は、野沢と綾部は“修行”と言い、渡辺は米国のエージェント会社2社と契約してタレント活動、光浦は料理と語学を学ぶための留学だった。それぞれ目的は違ったが、レギュラー番組を辞めての決断だった。フワちゃんの目的は何なのだろう。
一度忘れられてリセット
「『めっちゃ遊びます』と言っていましたね。嘘かホントかわかりませんが、これまでの芸人とは海外移住の目的も働き方も違うのかもしれません。もともと自分がどういう存在でどういう立ち居振る舞いをすれば芸能界で喜ばれるのか、自己演出をしっかりしてきた人です。番組が終了して落ち目とかオワコンなどと言われる前に、海外で新たなチャレンジをするにはちょうどいいタイミングだと思います。海外に拠点を置くことでタレント寿命を延ばすこともできるでしょう」
日本からいなくなることでタレント寿命を延ばす?
「ヒロミさんは海外に行ったわけではありませんが、テレビから一度離れ、十数年経って戻ってきたことで、人気も需要もかえって増えました。テレビから離れ、一度忘れられてリセットしたほうが復活しやすいケースもあるのです。フワちゃんはそのタイプのキャラだと思います」
デイリー新潮編集部