今年はこの曲を使うのか。本拠地開催で一つ楽しみにしているのが、打者が打席へ向かう際に流れる出ばやし。いわゆる登場曲だ。リズミカルなメロディーのものもあれば、しみじみとしたバラードも。最近は邦楽ではなく、洋楽を使う選手も多くなった。

 今シーズン、プロ野球は試合時間短縮に向け「30秒ルール」を徹底している。打者と打者の間隔を30秒以内にすること。それによって打席に入る前の登場曲は10秒以内厳守だ。

 そういえば、原口の登場曲が1年ぶりに復活していた。昨季は著作権の関係で曲が使えず。別の曲も選ばずに“無音”で打席に立った。今年はMONKEY MAJIKの「空はまるで」。「よく聞いていていい曲だなと思って」と選曲した。ただ、代打での出場が多いため、「打席に入る時に聞いている余裕はないね」と笑みを浮かべる。選手の個性あふれる出ばやしをみなさんも楽しんでください。(井上慎也)