米女子ツアー「JMイーグルLA選手権」最終日は、首位に6打差の通算1アンダー21位タイでスタートした西郷真央(さいごう・まお)が、鋭いアイアンショットで上位に肉迫。通算3アンダー8位タイでフィニッシュした。

17番まで通算5アンダーでプレー

◆米国女子プロゴルフ <JMイーグルLA選手権 4月25〜28日 ウィルシャーCC(カリフォルニア州) 6258ヤード・パー71>

 西郷真央が最終ホールで痛恨のダブルボギー。それでも日本人最上位の8位タイに入った。

 米女子ツアー「JMイーグルLA選手権」最終日(現地時間28日)は、首位に6打差の通算1アンダー21位タイでスタートした西郷が、鋭いアイアンショットで上位に肉迫。17番まで通算5アンダーでプレーしていたが、パー3の最終18番でグリーン左に外して痛恨のダブルボギー。通算3アンダー8位タイに終わった。

優勝も間近と思わせるプレーを見せた西郷真央 写真:GettyImages
優勝も間近と思わせるプレーを見せた西郷真央 写真:GettyImages

「アイアンショットは比較的良かった。最後ちょっともったいなかったけど、全体通して悪くないです。もったいないミスをなくせばもっともっと上位に行けるので、しっかりスコアメイクできるようにしたい」と、好感触と悔しさが入り混じったコメントを残した。かみ合えば初優勝も見えてくる。

 ギリギリで予選を通過しながら、3日目に7アンダー64の猛チャージ。首位に2打差6位からスタートしたのが畑岡奈紗だ。2年前には優勝している大会だけに、逆転優勝を狙っての最終日となった。

 しかし、ポアナ芝のグリーンに苦戦し、フロントナインで3ボギー。バックナインも最後までバーディーが奪えず、通算2アンダー13位タイに甘んじた。

「久々の優勝争いだったんですけど、バーディーが一つも取れなくて苦しかった。上位フィニッシュできなくて悔しいですね」と唇をかむ。だが、すぐに気持ちを切り替えた。「全体的に、予選通過ギリギリから3日目にビッグスコアを出して最終組の3つ前でプレーできたので、もう少しのところまで来てる感覚があります」。2022年の同大会以来となるツアー7勝目に向けた手応えを感じている。

 首位に4打差10位からプレーした古江彩佳も、グリーンに悪戦苦闘。「久しぶりに昨日は自分らしいゴルフができた。続けたかったけどグリーンで苦しみました」とノーバーディー、2ボギー。通算1アンダー25位タイに終わっている。渋野日向子は前日までと変わらず通算7オーバー。73位で大会を終えた。稲見萌寧、吉田優利は予選で姿を消している。

 通算7アンダーでハナ・グリーン(豪)とグレース・キム(豪)が並び、1打差でマヤ・スターク(スウェーデン)ら4人が追う混戦模様でスタートした最終日だったが、大詰めの15番でイーグルを奪うなどしたグリーンが独走。通算12アンダーで連覇を飾った。2位は3打差でスターク。キムは77と崩れ、25位タイに終わっている。

e!Golf編集部