高木のテイクダウンディフェンスが光った

格闘技イベント「RIZIN.46」(29日、東京・有明アリーナ/ABEMA PPV ONLINE LIVEで生中継)第1試合、RIZIN MMAルール フェザー級(66キロ):5分×3R

 第1試合では、高木凌(24=パラエストラ八王子)が西谷大成(27=JAPAN TOP TEAM)に1R・4分4秒でTKO勝ちを収めた。高木の戦績は7勝(6KO)1敗。

 朝倉未来1年チャレンジ1期生の西谷は、昨年6月にRIZINデビュー。“怪物くん”こと鈴木博昭と対戦するも、1R・56秒でTKO負けを喫していた。この試合は今年3月の神戸大会で行われる予定であったが、西谷が2月開催の「BreakingDown11」でYURAに1R・KO負けを喫したため、今大会にスライドとなった。

 高木はPANCRASEでKOアーティストとして知られるストライカー。昨年10月にRIZINデビュー、ビクター・コレスニック(ロシア)と対戦し、フルマークの判定負けを喫していた。

 スタンドの展開では大きな差があった。高木は立ち上がり、前蹴りを西谷の腹に入れていく。右のハイキックにパンチを合わせられタックルを受ける形にもなったが、うまくディフェンスし、スタンドの展開へ。

 ジャブが生きていた。距離をつかむとジャブが西谷の顔面を捉え始める。ジャブ、右ストレートのコンビネーションでぐらつかせ、相手がガードを上げたところにローキック。最後はコーナーを背負った西谷に「来いよ!」とあおり、スタンドに誘う。不用意に前に出てきた相手の顔に、カウンターの右ストレートを打ち込んだ。ダウンし、グラウンドに倒れたところへ迫撃のパンチ。レフェリーが試合を止めた。ENCOUNT編集部