スーパーで手軽に購入できる「マイタケ」は炒め物や天ぷらなど、さまざまな料理で活躍しますが、その中でもイチオシなのがごはんです。

お米にマイタケの旨味がしみ込んで、やみつきになる美味しさですよ。


そこで今回は、舞茸ごはんの基本の作り方や人気レシピをご紹介。舞茸ごはんに合うおかず・汁物も合わせてチェックして、献立作りにご活用ください。

■舞茸ごはんの作り方
マイタケの旨味たっぷりの基本の炊き込みご飯です。あらかじめマイタケは煮ておき、煮汁も一緒に使うのがポイント。味がしっかりとしみ込んで味わい深く仕上がります。塩気のあるジャコをプラスすると旨味がUPし、カルシウムも摂れて栄養満点です。

キノコのうまみたっぷり!マイタケの炊き込みご飯
キノコのうまみたっぷり!マイタケの炊き込みご飯

【材料】(2人分)

お米 1合
だし汁 適量
マイタケ 1/2パック
シメジ 1/2パック
チリメンジャコ 大さじ 2
ミツバ 1/4束
<キノコの煮汁>
  だし汁 100ml
  酒 大さじ 2
  みりん 小さじ 2
  塩 小さじ 1/4
  しょうゆ 大さじ 1


【下準備】

1、お米は水洗いし、ザルに上げておく。

キノコのうまみたっぷり!マイタケの炊き込みご飯の下準備1

2、マイタケ、シメジは石づきを切り落とし、食べやすい大きさにほぐす。

3、ミツバは根元を切り落とし、長さ1cmに切る。


【作り方】

1、鍋に<キノコの煮汁>の材料を入れて強火にかけ、煮たったらキノコを加え、しんなりするまで煮る。キノコと煮汁に分ける。

キノコのうまみたっぷり!マイタケの炊き込みご飯の作り方1

2、炊飯器に洗ったお米、(1)の煮汁、分量線までのだし汁を加える。さらに(1)のキノコ、チリメンジャコを加え、サッとひと混ぜしてスイッチを入れる。

キノコは煮汁と分けておくと、米の水加減がしやすくなりますよ。

キノコのうまみたっぷり!マイタケの炊き込みご飯の作り方2

3、炊き上がったら10分蒸らし、しゃもじで混ぜながら水分を飛ばす。最後にミツバを加えてさっくり混ぜ合わせ、器に盛り分ける。

キノコのうまみたっぷり!マイタケの炊き込みご飯の作り方3


【このレシピのポイント・コツ】

お米の洗い方。ボウルにお米を計量し、たっぷりの水を入れ、混ぜずにすぐに水を流します。ひたひたまで水を入れて両手でお米をすくい取り、すり合わせるように軽くお米とお米を何回かこすります。にごった水を流し、蛇口から水を勢いよく加え、白濁しなくなるまでこれを何度か繰り返してザルに上げます。最初に入れる水が最もお米が吸収しやすいので、より良質な水を使う事をおすすめします。





■舞茸ごはんの人気レシピ3選
・きのこたっぷり炊き込みご飯

おかわり必至! マイタケ、シメジ、シイタケの3種のキノコを使う炊き込みご飯です。数種類をミックスすることで旨味が倍増し、キノコの煮汁とだし汁で滋味深い味わいに。冷めても美味しいので、おにぎりにしても良さそうですね。



・肉ゴボウとマイタケの混ぜご飯

豚肉、ゴボウ、マイタケの旨味たっぷりの簡単混ぜご飯です。具材は炒めてからしっかりと煮て味をしみ込ませます。あつあつのご飯にしみて美味。黄金比率の甘辛味で箸が進み、具だくさんなので1品でも大満足です。



・ササミとマイタケの腸活炊き込みご飯

ヘルシー食材で食べ応え満点。鶏ささ身は塩麹とマイタケで漬け込んでおくのがポイント。酵素パワーでパサつかずに柔らかく仕上がります。343Kcalと低カロリーで腸活にも良く、ダイエット中にもおすすめです。



■舞茸ごはんに合う【おかず】レシピ4選
・鶏もも肉のさっぱり照り焼き

鶏の照り焼きにお好みでお酢を加えて、さっぱりした仕上がりに。塩味がマイルドになり、しっかり味の舞茸ごはんと合わせても食べやすいです。ご飯の上にのせて鶏飯風にしてもいいですね。



・白菜と豚バラ肉の蒸し煮

フライパンで炒めて蒸すだけの10分で完成! クタッと柔らかくなった白菜と豚バラ肉にバターとポン酢がしみ込んで美味。シンプルな味付けなので、風味豊かな舞茸ごはんを引き立ててくれます。



・切り身で作るブリ大根

あっさりとした味わいの舞茸ごはんには、ブリ大根など味が濃いめの和風おかずがぴったり。柔らかい大根にブリの旨味がしみ込み、ご飯を何杯もおかわりできそうです。下処理をきちんとすると、格段に美味しく仕上がりますよ。



・鮭のホイル焼き 

鮭の旨味を包み込むホイル焼きは舞茸ごはんと好相性。こちらのレシピはフライパンで手軽に作れ、一緒に包む野菜は何でもOKです。ポン酢などでさっぱり食べることもでき、メリハリのある献立になります。



■舞茸ごはんに合う【汁物】レシピ4選
・白菜と玉ネギのみそ汁

しょう油ベースの舞茸ごはんとみそ汁は相性抜群! 味つけの異なる組み合わせにすれば、ご飯と汁物だけでも食べ飽きません。こちらは白菜と玉ネギで作るみそ汁。ショウガがいいアクセントになり、体がポカポカに温まりますよ。



・豚汁

ゴマ油が隠し味。コクと風味が増してグッと美味しくなります。具だくさんな豚汁と舞茸ごはんを組み合わせれば、品数こそ少なくても栄養はバッチリ! 忙しくてもしっかり食べたい日におすすめです。



・ふんわりかき玉汁

エノキの食感をプラスする、ふんわり卵のかき玉汁です。見た目よりもしっかり味で、舞茸ごはんだけでなく、濃い味のおかずともよく合います。調理時間はたったの10分で、忙しい日にもぴったりです。



・粕汁

根菜がたっぷり入って栄養価も高く、体を芯から温めてくれる粕汁。酒粕の効果でまろやかに仕上がり、食べごたえもバッチリです。舞茸ごはんと合わせれば、ちょっと豪華な和定食風になりますよ。



旨味と香りが詰まった舞茸ごはんはお茶碗1杯で幸せな気持ちにしてくれます。いろんなおかずと相性が良く、食卓も豊かにしてくれますよ。ぜひ今回ご紹介したレシピを参考にして、トライしてみてくださいね。
(川原あやか)