NY外為市場でドルは金利上昇に伴う買いが継続した。クリーブランド連銀のメスター総裁は、データによると金利が十分に引き締め水準ではなく、連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ抑制のためにやっていることを続ける必要があると、追加利上げの必要性を指摘。さらに、米リッチモンド連銀のバーキン総裁は、労働市場が依然かなり過熱しており、想定されていたほど減速していないとの見方で、必要とあれば追加利上げも辞さない構えを見せた。



米4月小売売上高や米5月NAHB住宅市場指数の良好な結果に加えて、FRB高官のタカ派発言を受けて、米国債相場も続落。10年債利回りは3.562%まで上昇した。ドル指数は102.657まで上昇。



ドル・円は136円62銭まで上昇し、重要な節目200日移動平均水準の137円05銭を目指す展開となった。ユーロ・ドルは1.0856ドルまで下落し日中安値を更新。ポンド・ドルは1.2530ドルから1.2481ドルまで下落した。