日経平均は215円高(9時10分現在)。今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ハイテク比率が高いナスダック総合指数が1.28%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が1.55%上昇と、ダウ平均(0.47%上昇)に比べ上昇率が大きかったことが東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価下支え要因となった。一方、東京市場では高値警戒感が継続しており、利益確定売りが出やすかった。また、外為市場で1ドル=138円70銭台と、昨日15時頃と比べ1円ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の重しとなった。さらに、今晩、米国で5月の米雇用統計が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均は堅調に推移している。