7日のニューヨーク午前の外為市場でドル・円は、139円03銭まで下落後、140円05銭まで上昇した。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ停止観測によるとみられるドル売りが先行したが、カナダ中銀のサプライズ的な3会合ぶりの利上げ発表後、米10年債利回りが3.77%台まで上昇した動きにともないドル買いになった。



 ユーロ・ドルは1.0740ドルまで上昇後、1.0695ドルまで下落。ユーロ・円は149円28銭から149円82銭まで上昇した。



 ポンド・ドルは1.2445ドルから1.2500ドルで上下。ドル・スイスフランは0.9043フランまで下落後、0.9095フランまで上昇した。



【経済指標】

・米・4月貿易収支:-746億ドル(予想:-758億ドル、3月:-606億ドル←-642億ドル)

・カナダ・4月貿易収支:+19.4億加ドル(予想:+5.5億加ドル、4月:+2.3億加ドル←+9.7億加ドル)



【金融政策】

・カナダ中銀:政策金利(翌日物貸出金利)を0.25ポイント引き上げ4.75%に決定



【要人発言】

・イエレン米財務長官

「今後2年間でインフレの改善が続くだろう」

「ゴルフ統合、現時点で明らかな安全保障上の問題ない」



・カナダ中銀声明

「経済における需要過剰は総じて、想定より根強いように見受けられる」

「需給のバランスを取り戻し、インフレ率を持続的に2%の目標へと回帰させられるほど、金融政策は十分に抑制的ではなかった」

「インフレ目標の達成と一致するかどうか、今後も経済指標を見極める」

「インフレが今夏に3%に鈍化すると想定」